へんなおじさん | 桜塚やっくんの見ないとがっかりだよ!! Powered by アメブロ

へんなおじさん

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今日は変なおじさんと対決してきた。

おじさんと言うよりはおじいちゃんか。
なにしろお年は85歳!めちゃくちゃ元気なおじいちゃんでした。

いつもはお客さんをステージに上げる事はしないのだけど、今日はなんか楽しい予感がして、そのおじいちゃんを上げてみた。

失敗だった…。食べかけのトウモロコシを振り回し、おいらを大先生と呼びながら、変なポーズを繰り返すとんでもないじいちゃんだったからだ!

しかも、おいらの話を全く聞いていない。いくら突っ込んでもぬかに釘。

自分の世界に入って、トウモロコシを振り回していた。時々見せる歯の隙間には、ありえないくらいのトウモロコシが挟まっていた。

いや、むしろ歯がトウモロコシとそう入れ替えしてあった。

何を聞いても同じ事と変なポーズを繰り返す、そのしわくちゃの生物に会場は大爆笑。

おいらも最初は笑っていたが、次第に雲行きが怪しくなる。

多分ほっとけば一時間はやっているのではというくらい、マイペースに一人喋りをしている。

会場も少しどんよりしてきた。

空気を変えねばと焦るが、じじいのマイペースパワーにはそれを凌駕する奥義が隠されていた。

おいらが喋りだすと、横で勝手にトウモロコシにかじりつくのだ!

みんなの目はその小動物に釘付け。

こっちの立場はまるでなし。

仕方ないので話をふるとまた同じ話。

多分じいちゃんがステージに立っていた時間は5分にも満たないだろう。

しかし、おいらには永遠のごとく感じられた。

恐るべし、トウモロコ神拳伝承者!

あたたたたたたたたたたたた!あたぁ!

おいらはもう、死んでいる!




ひでぶっ!