周囲に軽んじれ、複数の人に揶揄われたり冷やかされたり、殴る真似をされたり、実際に殴られたり、

わざとぶつかったり、本当に陰湿で手加減なく心を追い詰める言葉や行為です。


いじめの定義に照らしても、間違いなくいじめであり,各学校のいじめ防止基本方針に基づいて解決に向けて動くのですが、

やった子に事情を聞くと、「私もかつてあの子に睨まれたんです」とか、「私も嫌なことを言われたのです」という言い訳をする子がいます

子ども何で、自分の非を認めたくないのは当然です。

また、やった子の方がやられた方よりも人数が多いので、「あの子が悪いだからやってしまったんだ」「お互い様だ」

となってしまうことがあり大変恐ろしいことです。

このようになってからご相談を受けることもありますが、私の力では解決は難しいです。

また、人数が多いのは子供だけでなく大人もですので、ややもすると数人のやった方の親、対、やられた方の親一人となる場合もありますので、例え謝罪の場であったとしても、一斉に保護者を集めて話をするにはものすごくリスクがあります。

また,学校は最初は被害者寄りの立場をとりますが、やった方の保護者が結託して、なんでうちに子たちだけ悪いんだ。相手にも非があるんじゃないか。学校は犯人扱いするのか。人権問題だ。

と捲し立てられると、被害者を黙らせた方が一番、波風が立たないので、「お互いに反省して」などと変な落とし所になり、

いじめ被害を訴えた方が二次的な被害を受け、余計に傷つけられ、大人も信用できなくなります。

結果,言わなかったらよかった。となって転校したり、不登校になる場合もあるのです。恐ろしいことです。


つまり学校の関わり方ひとつ、毅然とした態度で、その子にも悪いことがあれば別件として指導します。

これはこれ、それはそれで個別に解決すべきです。という対応が不可欠です。


真摯に向き合うことができるかが解決の一番の原動力です。