まだまだ、バナナダイエットは流行してるようですね。



http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_diet__20080930_4/story/30gendainet05018883/



バナナダイエットの“落とし穴” (ゲンダイネット)

 歌手の森公美子が7キロの減量に成功したとかでブームになっている「朝バナナダイエット」。


 おかげでバナナの売れ行きは好調で、スーパーでは前年比の売り上げ7割増や品切れが起きている。


 ブームの発端は「朝バナナダイエット」(ぶんか社 )なる本だが、このダイエット法、どんな理屈なのか。


 健康ライターの東茂由氏が説明する。


「朝食の代わりにバナナと常温の水を飲む方法です。バナナは食物繊維が含まれ、腸内環境を整え、便通がよくなる。しかもジュースなどと違って固形物だから満腹感があり、それが減量につながる。バナナはスポーツ選手が競技の前に食べることからも分かるように、吸収がいいため体内ですぐにエネルギーになるというメリットもあります。僕の周辺でも“効果があった”という声を聞いてます。ただし、バナナさえ食べればいいわけではありません。昼食と夕食に野菜や魚、豆類、海藻など、バランスの良い食事を取ることが重要です」




●リバウンド太りは必至

 とはいえ、この手のダイエット話はこれまでココアやキャベツなどさまざまな方法が出てきた。


「またまたバカげた話が出てきましたね」と苦笑するのは医学博士の米山公啓 氏だ。

「朝食をカロリーの低いバナナにすれば痩(や)せるのは当たり前の話。絶食と同じ理論で、ありがたがることはないんです。だいたい、ご飯と味噌汁が好きな日本人が365日、バナナで我慢できるはずがありません。最初の1、2カ月は続くでしょうが、やがてご飯を食べ始め、リバウンド太りするのがおち。1年間、バナナダイエットを続ける人がいたら、会ってみたいものです。この方法を妄信している人には“早く目を覚ましなさい”と言いたい」

 メタボの連中を惑わすダイエット商法。バナナのあとは何がはやる?

日刊ゲンダイ 2008年9月27日掲載)