8月10日のエントリーでも書いた
「新型うつ病」についての議論が、
ネット上で盛んなようです。
いろんな見方があるものですね。
http://news.ameba.jp/research/2008/08/16907.html
「新型うつ病」をめぐる状況の複雑さ
8月19日 12時20分
8月10日のネットニュースに流れた「新型うつ病」という単語に、ネットでも大きな反響があった。
この「新型うつ病」、これまで一般的に「うつ」とされていた症状と異なり、うつ症状が現れるのは職場にいるときだけ、帰宅後や休日には元気になってしまうという。
数年前にも、「職場うつ病」ということばで語られた症状によく似ているが、かつては「怠けぐせ」や「甘え」で片付けられていた症状が、改めて「病気」と呼ばれ始めたことに、多くの人が戸惑っているようだ。
ブログでも、「怠け/甘え」、「症状を理解すべき」、あるいは「社会環境に原因があるのでは?」とさまざまな意見が飛び交っている。
図表入りの記事はこちら
■ 批判派(怠け/甘え)
・程度の差こそあれ大体の人は仕事中は鬱だろ
・ただ身勝手なだけな奴じゃん。そんなのまでうつ病とか言われても全く同情できない。
・こんな風にライトな「うつ」が「新型うつ病」なんて言われるとさ。本当に「うつ」で苦しんでいる人の肩身が狭くなるよね。
■ 理解派(症状を理解すべき)
・人から「単なる我侭」と捉えられてしまいがちなものほど、本人は苦しい部分もあるのだ、と思い直した。「病」は元気な人にはわからない。
・この中の何人が本物の鬱病と話したことあるのか解りませんが、鬱病は病気であって自業自得とかいうレベルじゃないです。鬱病と診断されると言うことはやはり病人です。
・実態はまったく解りませんが、患者が自発的にクリニックに行っているところを考えると深刻なものではないかと思います。最も深刻なところは、周囲の人間が理解を示さないことです。こんなに辛いことはないですよ。
■ 「社会に原因」派
・社会現象と言われるほど、この症状が多いと言うのは無視できない事実ではないかな?
・日本の職場の様子が、かつてとはだいぶ違っているようで、最近はどこも「ぴりぴりして」「ぎすぎすしている」、ものだそうだ。
・「うつ病なんて甘えだろ」みたいなこと言ってる人がほんとにうじゃうじゃいますね。何なんですかね。まあ、どうでもいいけど。自分より弱いやつを叩きたいってだけだな。ほっといても一生懸命働いてくれる労働者なんてどんだけ理想的な奴隷なんだよ。
今回のニュースによると、「新型うつ病」とは、米国で使用されている新たなうつの判定基準に拠る判断だという。
治療を必要とする「病気」なのだが、それが「こころ」に起因するものだけに、口実にしているだけなのか、本当に苦しんでいるのかの見極めが難しい。そのことが、「新型うつ病」をめぐる状況の複雑さだ。
しかし、見落としてはならないのは、「うつ」で苦しんでいることに加え、ネット上の心ない意見によって二重に傷ついてしまう、患者たちの声だ。
・「うつ病」のそれぞれの人が、苦しんで治るか、生活はどうするか、先が見えない等、悩んでいる人に止めを刺す記事に思えました
・昨日のヤフーニュースで、見てしまいました。こういう記事は絶対ダメージ受けるので、絶対見ない方がいいとわかってるのに、絶対見てしまう。記事を読んで、やっぱり息がつまり、匿名のコメント欄読んで、さらにダメージ受けました。
・私は休日は平気なのに仕事になるとパニック障害をおこします。だからグータラとか、その人を簡単に片付けないで下さい。
最近はこころの病への理解が広まったといわれるが、患者たちは依然として誤解や偏見に苦しんでいる。ネットがそれを増長する「凶器」になっていないか、このニュースを機会に、いま一度考えてみるときではないだろうか。
(田中恵美)
この「新型うつ病」、これまで一般的に「うつ」とされていた症状と異なり、うつ症状が現れるのは職場にいるときだけ、帰宅後や休日には元気になってしまうという。
数年前にも、「職場うつ病」ということばで語られた症状によく似ているが、かつては「怠けぐせ」や「甘え」で片付けられていた症状が、改めて「病気」と呼ばれ始めたことに、多くの人が戸惑っているようだ。
ブログでも、「怠け/甘え」、「症状を理解すべき」、あるいは「社会環境に原因があるのでは?」とさまざまな意見が飛び交っている。
図表入りの記事はこちら
■ 批判派(怠け/甘え)
・程度の差こそあれ大体の人は仕事中は鬱だろ
・ただ身勝手なだけな奴じゃん。そんなのまでうつ病とか言われても全く同情できない。
・こんな風にライトな「うつ」が「新型うつ病」なんて言われるとさ。本当に「うつ」で苦しんでいる人の肩身が狭くなるよね。
■ 理解派(症状を理解すべき)
・人から「単なる我侭」と捉えられてしまいがちなものほど、本人は苦しい部分もあるのだ、と思い直した。「病」は元気な人にはわからない。
・この中の何人が本物の鬱病と話したことあるのか解りませんが、鬱病は病気であって自業自得とかいうレベルじゃないです。鬱病と診断されると言うことはやはり病人です。
・実態はまったく解りませんが、患者が自発的にクリニックに行っているところを考えると深刻なものではないかと思います。最も深刻なところは、周囲の人間が理解を示さないことです。こんなに辛いことはないですよ。
■ 「社会に原因」派
・社会現象と言われるほど、この症状が多いと言うのは無視できない事実ではないかな?
・日本の職場の様子が、かつてとはだいぶ違っているようで、最近はどこも「ぴりぴりして」「ぎすぎすしている」、ものだそうだ。
・「うつ病なんて甘えだろ」みたいなこと言ってる人がほんとにうじゃうじゃいますね。何なんですかね。まあ、どうでもいいけど。自分より弱いやつを叩きたいってだけだな。ほっといても一生懸命働いてくれる労働者なんてどんだけ理想的な奴隷なんだよ。
今回のニュースによると、「新型うつ病」とは、米国で使用されている新たなうつの判定基準に拠る判断だという。
治療を必要とする「病気」なのだが、それが「こころ」に起因するものだけに、口実にしているだけなのか、本当に苦しんでいるのかの見極めが難しい。そのことが、「新型うつ病」をめぐる状況の複雑さだ。
しかし、見落としてはならないのは、「うつ」で苦しんでいることに加え、ネット上の心ない意見によって二重に傷ついてしまう、患者たちの声だ。
・「うつ病」のそれぞれの人が、苦しんで治るか、生活はどうするか、先が見えない等、悩んでいる人に止めを刺す記事に思えました
・昨日のヤフーニュースで、見てしまいました。こういう記事は絶対ダメージ受けるので、絶対見ない方がいいとわかってるのに、絶対見てしまう。記事を読んで、やっぱり息がつまり、匿名のコメント欄読んで、さらにダメージ受けました。
・私は休日は平気なのに仕事になるとパニック障害をおこします。だからグータラとか、その人を簡単に片付けないで下さい。
最近はこころの病への理解が広まったといわれるが、患者たちは依然として誤解や偏見に苦しんでいる。ネットがそれを増長する「凶器」になっていないか、このニュースを機会に、いま一度考えてみるときではないだろうか。
(田中恵美)