不眠症の治療としては、不眠の原因となっている病気(うつ病など)
があれば、その病気の治療も同時に必要です。
生活習慣の乱れから不眠となっている場合は、
生活習慣を見直す必要があります。
ただし、日常診療では昨日書いた①~④の
どのタイプの不眠なのかによって、
睡眠薬を使い分けることが多いのです。
睡眠薬は血中濃度の半減期により、
超短時間型・短時間型・中間型・長時間型
の4種類に分類されています。
一般的にいって、
①入眠障害・・・超短時間型または短時間型
②中途覚醒・・・短時間型から中間型
③早朝覚醒・・・中間型から長時間型
④熟眠障害・・・超短時間型または短時間型
の睡眠薬を使います。
現在の日本で使える睡眠薬は14種類あります。