7年 | さくらとゆたかと太陽そしてあすかと共に

さくらとゆたかと太陽そしてあすかと共に

先住犬柴犬さくら4歳と元保護犬ゆたか1歳。
そして東日本大震災の被災犬「太陽」を家族に迎えました。柴犬三頭との毎日の生活を少しずつ綴りたいと思います。



ご訪問ありがとうございます😊



2020年11月23日   



太陽が
我が家に来て7年になりました。



2013年11月23日に渡された
誓約書を取り出して
見直してみました。




あの日の事は
今も鮮明に憶えています。



東日本大震災で寒川シェルターに
3年間、保護されていた
シーベルト



里親希望の連絡をし
さくら、ゆたかを連れて
寒川シェルターに伺ったものの


「シーベルトは一頭飼育が望ましい」
「シーベルトは手強い」


代表は全くシーベルトを
私たちに渡す気持ちはありませんでした。



(代表は太陽が可愛くて
可愛くて手放すなんて
できなかったのだと思います。)



2時間くらいシェルターに居ましたが
仕方がない…と諦めて帰る事にしました。



「シーちゃん、さよなら」
シーベルトの頭を撫でて
私たちがシェルターの外に出ようと
歩き始めたら
それまで
じっとして大人しかったシーベルトが
ひょこひょこと歩いて
私たちの後を追ってきました。




それを見た代表が
「シーベルト、おまえ行きたいんか?」
「行くんか?」と
シーベルトに声を掛けました。




そして
少し考え、意を決したように
私たちに「お願いします」と
頭を下げられました。




代表は
「今まで1000頭保護しましたが
シーベルトが一番可愛いんです。」と
ポツリと言いました。




福島原発のすぐ近くで
車に跳ねられ下半身に重症を負い
瀕死の状態で保護
病院で手術をし
必死の看病と看護
そしてリハビリを経て歩けるように。。



そんな手をかけ
愛情をかけてきた大切な子を
渡す気持ちはいかほどか。



今、思えば
もし代表の立場だったら
私も同じだったと思います。





「ありがとうございます。」
「大切にします」
そう言うのが精一杯でした。






その頃の事はブログに綴ってありますが
初めて我が家で過ごす夜



名前はシーベルトから
「太陽」へ。




ゆたかとはすぐに慣れました。







でも7年の間には
取っ組みあいのケンカをした事もあります。
お互い怪我もしました💦



でも、今、ゆたかは
太陽の近くにいつもいます。








そして
あすかがいつ
太陽が行っても大丈夫のように
空で待っています。










いつ
その時がくるのか
わかりませんが




太陽にとって
充分、心強いと安心しています。






ねぇ太陽
あの日、私たちのあとを追ってきて
一緒に暮らしはじめてから
7年が経ったよ。


7年振り返ると
いろいろな事があったね。

娘が結婚し
息子が結婚し
ちびっ子たちが1人、2人、3人、4人…
賑やかになって



そして
あすかちゃんも家族に加わり
幸せな毎日だったな。



譲渡時の誓約書に

生涯愛情と責任を持って
飼育いたします。とあります。


今、太陽は助けてもらった命を
大切に大切にして過ごしています。


そして
この命に私たちは深い愛情と責任をもって
寄り添っていきます。




太陽
8年目のこれからも
ずっと一緒に。。