【史跡巡り】豪姫の菩提寺と墓所 | 小栗さくら公式ブログ「諸行無常の日々」
2015-05-15 11:24:06

【史跡巡り】豪姫の菩提寺と墓所

テーマ:歴史

こんばんは( ´ ▽ ` )ノ


小栗さくら出演の
NBS長野放送「フォーカス∞信州」はご覧いただけましたか?
まだの方、長野県の方に録画を頼んでいる方は楽しみにしていてくださいね!

さて、番組では松本~上高地~高山~白川郷~金沢と、
3泊4日で色々な場所に行きました!

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(松本城前で、上小牧アナウンサーと)

その中で、なかなか行けない場所の一つが金沢でした。
番組では情報が盛りだくさんで紹介しきれなかったので、
番外編として金沢ブログを書きたいと思います!

今回のロケが終了して解散になった後、
ずっと行きたかった場所に個人的に行ってきました(^-^)

番組をご覧になった方はもうお分かりかと思います。


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宇喜多秀家公夫人、豪姫の菩提寺・大蓮寺です。
豪姫は前田利家公の娘で、子供がいなかった豊臣秀吉公夫妻の養女となりました。
秀吉公に溺愛され、同じく可愛がられていた宇喜多秀家公と結婚。
順風満帆の人生になる2人、のはずでしたが…。

秀吉公が亡くなり関ヶ原の戦いが起こると、
夫・秀家公は西軍として戦いますが、西軍は敗走。

秀家公は息子たちと共に八丈島に流されてしまいます。

離れ離れになった夫妻、親子。

それから亡くなるまでの約30年、
豪姫は夫と子供たちのことを思い続けていました。
そしてその思いのまま金沢で亡くなります。

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(金沢城・鶴の丸広場)


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(大蓮寺)

大蓮寺には豪姫と夫・秀家公の供養塔があります。

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大きい方が豪姫、右が秀家公です。

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(供養塔を後ろから撮ったもの)

八丈島では2人の石像が並び、
金沢では2人の供養塔が並ぶのですね…。

行かれる方は、是非本堂の中に入ってください…!

写真を貼ることはできませんが、
ここには豪姫が夫と息子たちを想い祈った念持仏「聖観音」があります。

その部屋に入ってすぐに感無量で胸がいっぱいに……。
それはここが豪姫の想いが詰まっている場所だからなのです。

豪姫の念持仏「聖観音」。
その聖観音のお厨子の鍵もここで見ることができます。
その鍵は船の形をしていて、
豪姫が亡くなって約40年経った時、家臣たちが姫の果たせなかった想いを表して作ったということです。
鍵の銘は「大悲船」。
名前がまた胸にきますね。
豪姫の想いが強かったこと、そして家臣たちがそんな姫を想っていたことがとても伝わる場所でした。

また、ここには豪姫の肖像画もあります。
(飾ってあるものはコピーだそうです)
この肖像画は豪姫が八丈島への荷物に忍ばせたもの。
息子は母が恋しくて毎日撫でたといいます。
そのため額(ひたい)の部分が白くなってしまったと言われています。

豪姫だけではなく色々な人たちの想いに触れ、嬉しさと切なさが溢れた場所でした。


私が作詞した豪姫イメージ曲「砂の川」は、ブログ下部に貼りますね。

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菩提寺のあとは、少し離れた野田山の墓所へ。

ここには前田家の歴代墓所があります。


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写真だと分かりにくいのですが、墳墓になっています。
前田家のお墓はみんなその形で、豪姫のお墓もかなり大きいです。

大きさだけではなく、前田家から大切にされていたことが感じられます。

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(豪姫の父・前田利家公墓所)


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(豪姫の母・芳春院さんの墓所)

少しだけれど金沢を見て回って、
前田家の方の義理堅さや優しさに触れた気がしました。

皆さんも金沢に行かれる時は、是非豪姫ゆかりの場所を訪ねてみてくださいね(^-^)

あとは旅の写真をツイッターでアップするかもしれません☆




小栗さくら