今宵の月は煌々と輝いて
辺りをほんのり冬の月色に染めながら
高いところに座っていました。
この時期の月が一番好きです。
凍てつく空気と月の色が
溶け合わないで存在しているので
寒さも忘れて見惚れてしまいます。
昨日のことは10年も前のように
感じる今日この頃。
法友からの言葉に励まされたり
驚かされたりしながら
初めて長電話した日のことを
思い出すのです。
仏様は何を御示しになられているのか。
御諭しや御示しの微細な気配が
月や夜風にのって来てくれたら分かりやすくて良いのに。
でも、そんなところにあるわけもなく。
なんてことのない日常にこそ
埋蔵されていて
気づかせて頂くと
蓮の花が開くように
一気に理解できる事象が
雪崩れてくるのです。
月の光が満ちるように。
静かに確実に。
美しい夜の冬の月は
仏様からの贈り物のようでした。
皆様、おなすみなさい。
良い夢を