【お知らせ】10月新刊の詳細 | 名古屋の出版社「桜山社」のブログ

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【10月新刊】
ーータクシードライバーの視点で悲喜こもごもの人間模様をリアルに描くーー

『いつか来る季節 名古屋タクシー物語』
広小路尚祈(ひろこうじ・なおき)著

 

◆主な内容:
名古屋16話+愛知・岐阜・三重
タクシードライバーの視点で街を描きだしていくショートストーリー集。中日新聞「ほっとWeb」の人気コーナーを単行本化!さらに、小説の舞台となった街のエピソードを一話ごとに書き下ろし、写真とともに紹介します。名古屋がもっと好きになる、名古屋に行ってみたくなる、名古屋に住んでみたくなる。タクシーにもっと乗りたくなる。心温まる人間模様を描いた、夢と涙と浪漫のタクシー物語。かつて「男に生まれ変わったら、新聞記者かタクシー運転手になりたかった」と言った女性インストラクターがいました。”魅惑の職業”でもあるタクシードライバーは、激務にもかかわらず、憧れる人、興味がある人はいつの時代にもいます。この仕事ならではの貴重な体験もありますね。名古屋16話(プラスα)ではどんなドラマがあったのでしょうか。

 

◆目次(予定):
1、 中村区 日曜日の乗客 
2、 千種区 山あり、谷あり、そして丘あり
3、 東区 父子が如く
4、 北区 ミッドナイト・ナポリタン
5、 西区 天然レトロ
6、 中区 金の金曜日
7、 昭和区 いつか来る季節
8、 瑞穂区 お達者で
9、 熱田区 七五三ときよめ餅
10、 中川区 利家とまつ
11、 港区 水辺にて
12、 南区 いい景色
13、 守山区 オオモリーゼのために
14、 緑区 桶狭間の戦い
15、 名東区 名東ジャングル
16、 天白区 平針
17、 岡崎・豊田 「どうする? どうする?」
18、 恵那・中津川「天空の城」
19、 常滑・四日市「男の器」
20、 多治見・土岐「男の器」
21、 桑名・木曽岬 温泉同好会
22、 弥富・蟹江 温泉同好会
23、 鈴鹿・亀山 いつかのロマンス
24、 津 いつかのロマンス

 

◆著者略歴:
1972年、愛知県岡崎市に生まれる。高校を卒業後、職業を転々とし、ホテル従業員、清掃作業員、清涼飲料メーカーのルートセールス、建築板金工事作業員、タクシー運転手、不動産業、消費者金融業など、経験した職種は十以上にのぼる。2007年、「だだだな町、ぐぐぐなおれ」が第50回群像新人文学賞優秀作に選ばれた。2010年、「うちに帰ろう」が第143回芥川賞候補、2011年、「まちなか」が第146回芥川賞候補となる。著書に『うちに帰ろう』(文藝春秋)、『清とこの夜』(中央公論新社)、『金貸しから物書きまで』(中公文庫)などがある。

 

◆著者:広小路 尚祈(ひろこうじ・なおき)
刊行日:2017年10月7日(トランスビューでは発送開始予定)
※丸善名古屋本店様で刊行記念イベントを開催いたします。
(詳細が決まったらお知らせします)
定価:¥1,500+税 
判型:四六判並製 
項数:296頁
ISBN:978-4-908957-02-4 C0093