映画『デッドマンウォーキング』を観た。


私は今死刑について凄く興味を持っている。

きっかけは袴田巌さんの事件について描かれた『BOX』と言う映画を観たこと。

袴田巌さんは今から40年以上も前に起こった殺人事件の容疑者として、死刑が確定しているが、冤罪の可能性が高いと言われている。

この映画を見れば、どれだけ多くの方が自白強要のために無実の罪を背負わなければいけなかったか、想像がつく。


この映画を観て、自分が生まれるずっと前に起こったこの事件…ずっと冤罪が叫ばれていること、何も知らなかった自分が悔しかった。

袴田さんは、私が生きた時間より長く、独房の中にいる。長い間、拘禁症と言う、狭いところに拘禁されることが原因の精神障害を患っている。


冤罪事件が世の中にはどれ程あるのだろう。
私は少しでも知りたくて、ネットで調べたり、冤罪ファイルという雑誌を取り寄せたりしてみた。

TVの報道を信じ、憎しみすら感じていた容疑者が冤罪かもしれないという記事を見て、動揺した。マスコミの報道の仕方に私はまんまと乗っかっていた…


真実は必ず存在している。でも当事者にしかわからない。


私個人として何ができるのか……ワカラナイ


死刑についても考えるようになった(遅すぎだよね)
アメリカは、刑罰は報復が目的らしく、日本は教育が目的とされている。でもそれは内容が伴っているのかな?

更生させると言うこと、いったいどういうことなのか、最初っからゴールが見えないまんま、走り続けちゃってるんじゃないのかな?
刑務所の中の事、死刑囚の日常などを本などで見る限りでは、疑問に感じてしまう。

殺人事件を見て、自分はそれをテレビで知っただけなのに、被害者の知り合いでもないのに『死刑にしちまえー』と叫ぶのだけはやめましょう!
周りにもいます。

冷静に考える癖をつけねば…

自分が判決を下すときが来るかもしれないのだから。


第一に冤罪の可能性はないのか?
第二にその人を更生させる為の罰とは?

死刑判決がくだったとしても、死刑そのものに至るまでの時間に、死を意識しながら、いかに反省し学ぶかに意味があると言うことを考えたい。


日本における死刑はあくまで報復が目的ではないと言うことを真摯に受け止めねば。


『デッドマンウォーキング』の感想がない!

気持ちの整理がついてないなぁ(苦)
またにしよう。
勉強になった!