この日は冬場の作業としてトキワツユクサ(ツユクサ科、外来種)の除草をメインに水路整備等も進めました。

トキワツユクサは環境省の生態系被害防止外来種リストでは「重点対策外来種」に指定されており、桜ヶ丘緑地では生態系への影響を鑑み、10年来除草に取り組んでいます。

■環境省:生態系被害防止外来種リスト

https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/iaslist.html

https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/files/list.pdf

今日の焼き芋はこちら!毎回品種が違いますね

焼き芋部隊がいつものように準備してくれています

バレンタインのお手製の可愛いチョコもふるまわれました♪

トキワツユクサの除草は他の草が冬枯れして探しやすくなっている冬場がチャンスです!

ヒトが意図せず運んだ茎の破片などから増えてしまうので径路沿いから分布が広がります

お子様たちも探してくれました、お母様が教えてくれますね!

湿った環境を好むので沢沿いもチェック!

土留め用のセキショウ(ショウブ科)の隙間からも顔を出しています

10年単位で絶え間なく除草してきたので、現在はとても少なくなりました、あとひと息です!

林縁部の竹林エリアは最後に残る分布エリアの一つです

明るい場所なのでやはり他の草が茂らない冬場に除草を進めておきたいエリアです

暗い林内なら季節を問わず除草作業を進めることが出来るので、意図的に除伐を控えているエリアもあります

竹林エリアで寝ていたタヌキ(イヌ科)は疥癬(かいせん)に疾患しているようで、痛々しい毛並みなので心配です。。ヒゼンダニの寄生による皮膚の感染症ですが、衰弱してしまうのでタヌキにとっては命に関わるものです。ヒトにも感染しますが比較的軽症とのことです。

明るい林内ではノシラン(キジカクシ科)の果実が瑠璃色に色づいてきました

一方、田んぼエリアではビオトープ水田や水路周りのクレソン(アブラナ科、外来種)の除草等も行い

水路周りの補修も実施

伊藤園水路整備の続きも進め、U字溝の蓋を開けるところまで進んでいます!

入り口の階段はいつもピカピカに掃き清められていますが

工事の足場が設置され、階段のツツジは既に伐採されていました

擁壁工事がどのようになるのか、興味深々で見守っています

懸案事項のトキワツユクサの除草は皆様のご協力のおかげでだいぶ進めることが出来ました、大変お疲れ様でした!緑地内のトキワツユクサは被度&群度共に下がっており、10年の成果で95%程度が完了、あとひと息というところまできています。10年後、100年後の未来の多様性を守ることが出来るように、引き続きがんばりましょう!