風薫る5月!暑い位の気候の中で田植え準備の草刈りや径路整備、竹林整備等、様々な手入れが進みました。
この日のニュースはアズマヒキガエルの変態直後の幼体の上陸が見られたこと!小さいのにいっちょまえにカエルの姿をしています

田んぼの縁に一斉上陸しているところをT.A.君が撮影してくれました、カエル目線の構図が素晴らしいです!
動画の撮影現場、皆カエルに夢中です。。

小さな草の間を抜けて冒険に旅立っています、しばらくは草原で小さな昆虫等を食べて暮らし、無事に大人になれる個体は1%に満たないと言われていますが、元気に大きく育って欲しいですね!

水瓶の中にも生態系があります

藻にしがみつくようにオオアオイトトンボ(アオイトトンボ科)のヤゴが沢山見つかりました!

水上に掛かる木の枝に産卵するタイプなので正に教科書通りです、卵で越冬するので春に生まれたヤゴですね

サワガニ(サワガニ科)の幼体も発見

ミスジマイマイ(ナンバンマイマイ科)

今日はどんな虫がいるかな?

緑地のスター選手、クロスジギンヤンマ(ヤンマ科、オス)も今年初確認です!

正面から見たお顔。。

オオシオカラトンボ(トンボ科)もまだ羽化したてのようで、色が薄い個体が複数飛んでいました

蝶類は沢山見つかりました、こちらは手乗りのクロコノマチョウ!(タテハチョウ科)

春型?なのかとても薄い色でしかもボロボロですが、落葉そっくりです。幼虫の食草はイネ科

こちらも春型らしく、赤い斑がほぼ見えないアカボシゴマダラ(タテハチョウ科、特定外来生物)幼虫の食草はエノキですが、蝶マニア?による放蝶が原因といわれる特定外来生物です

大きくて綺麗な蝶ですが。。本当は日本にいてはいけないイキモノとされています

ナガサキアゲハ(アゲハチョウ科、メス)幼虫の食草はミカン科の柑橘やサンショウで、温暖化で神奈川県でも確認されるようになったとのこと

このタテハチョウは誰かな?

翅を開いたらアカタテハ(タテハチョウ科)でした、幼虫の食草はカラムシやヤブマオ等のイラクサ科、アゲハチョウもげっと!

クビキリギス(キリギリス科)は口が赤く、イネ科の植物の他に昆虫等も食べる雑食です

ヤマザクラの倒木を利用して玉切りして。。


秘密兵器の斧を使用して

丸太を一生懸命皮むきしたら。。

スツールの出来上がり!


米ぬかを田んぼに還して栄養補給したり


入り口の階段の手入れや

中段の階段も鬱蒼としてきたので草刈り

見違えるようにすっきりしました!

階段補修や

落枝の整理もはかどりました

上の入り口のミズキの枯損木はやっと枯れ枝が落ちてくれたので、少し安心して手入れが出来るようになりました

枯れた大木の周囲は自然の攪乱で明るくなり、コナラ等の実生が芽吹いています

クヌギ&コナラ(ブナ科)にはナラ枯れ予防のために根元に炭をすき込んでみています

ミズキ(ミズキ科)が満開です、緑地内で花がつく大きさの一番若い木です

入り口のマユミ(ニシキギ科)も可憐に満開!上を覆うクズのツル切りを施したので、陽が当たりとても元気そうです

クサイチゴ(バラ科)の果実は色づき始めました

ハンショウヅル(キンポウゲ科)はクレマチスの仲間です

トウバナ(シソ科)

ギシギシ(タデ科)は大きくなり面白いので刈り残してみました

ベニシダ(オシダ科)の芽吹きは本当に赤い。。

草刈り中に謎のキノコ発見!

おまけ:入り口の通路にど根性で生えているユウゲショウ(アカバナ科、帰化種)と

同じくハハコグサ(キク科)は春の七草の御形(ゴギョウ)です

沢山のイキモノ達に囲まれ、保全の成果を感じながら沢山の作業が進みました。皆様お疲れ様でした!
種籾も配布され、恒例の育苗も始まりました。田植えまで約一か月、楽しみです!