お天気に恵まれ、絶好の活動日和!今年も國師 裕紀子(くにし ゆきこ)氏を講師にお迎えし、早春の観察会を開催しました。田んぼに引く湧き水を温めるための溜池(水瓶池)に溜まった泥をかいぼりしつつ、泥の中にいるイキモノ達を観察するイベントです。
とても賑やかなイベントです!
最上流の水瓶からは、いつも流水域から流れ着いたレアなイキモノが見つかります
初めてのお子様も夢中で探しています
先生が選別をレクチャーしてくれています

2番目の水瓶はベテランメンバーがついているので頼もしいです!
後輩の子に見つけ方を教えてくれています
親子で協力して探してみよう!
見つけたイキモノ達はバットに分けて観察します


3番目は日当たりが良く、藻も発生してイキモノにとっては良さそうな環境です、スタート時には水が澄んでいますね

皆夢中で真剣そのものです


先生の講評が始まりました!
1番水瓶(オニヤンマ:20、オオシオカラトンボ:3、ヤマトクロスジヘビトンボ:1)、2番水瓶(オオシオカラトンボ:14)、3番水瓶(オオシオカラトンボ:23、ショウジョウトンボ:1)、4番水瓶(オニヤンマ:3、オオシオカラトンボ:6、クロスジギンヤンマ:3、謎の二枚貝の稚貝、エビ類)という結果になりました。カワニナやミズムシ、イトミミズは各水瓶から沢山出ました。
オオシオカラトンボ(トンボ科)は少し暗い水域を好むとのこと
4番水瓶は抽水植物に産卵するクロスジギンヤンマ(ヤンマ科)が多めです
クロスジギンヤンマ(ヤンマ科)とミズムシも
オニヤンマ(オニヤンマ科)は幼虫で4年ほど過ごします
ショウジョウトンボ(トンボ科)は1匹だけ見つかりました、似ている形のアキアカネ等は卵で越冬して春に孵化するので今は見つかりません
ヤマトクロスジヘビトンボ(ヘビトンボ科)は肢が沢山あるようにみえますが、前の方についている3対以外は鰓です
田んぼにはアズマヒキガエルの卵が沢山ありました
観察用にキープ
カワニナは森のお宝昆虫の餌になります
4番水瓶から見つかった謎の二枚貝の稚貝は小豆サイズです
イトミミズは集まって団子状になる習性があります
イベントが終わったら焼き芋タイム!とても美味しい出来でした♪
マシュマロ焼きを楽しんだり
何故かボール遊びが始まったり。。
大人は枯損木の伐倒やトキワツユクサの除草を実施しました
手鋸で枝を落とし幹だけにしてからチェーンソーで伐倒しました
トキワツユクサの除草の成果として、ニリンソウ(キンポウゲ科)や
ヤマトリカブト(キンポウゲ科)の嬉しい芽吹きを確認!
イノデ(オシダ科)の面白い芽吹き。。イノシシの手に似ていますか?
ノシラン(キジカクシ科)の宝石のような果実がたわわ
樹木ではニワトコ(レンプクソウ科)がいち早く芽吹き
フキ(キク科、ふきのとう)も満開です!
セリやクレソンは摘み放題です♪
野村の解体工事は大分進んでいます
寒さの中にも春の気配を感じながら、観察会が無事に終了しました。皆様お疲れ様でした!講師の國師様、楽しくためになるお話をいただきありがとうございました。このイキモノ達をずっと守ってゆくことが出来ますように。