お天気に恵まれ、予定通り第7回早春の観察会を内輪のみで開催しました。講師は鶴見区獅子ヶ谷の二つ池公園のこどもエコクラブの指導をされている國師 裕紀子(くにし ゆきこ)氏です。


講師の方のご紹介


今回は湧き水から田んぼに引く水を温める役割りの池(水瓶)3か所をメインに堆積した泥をかいぼりしながらイキモノ達を観察します、こちらは一番下流の池


親子で一緒に探してみよう!


泥の中からヤゴげっと!


真ん中の池


大人も子供も協力してがんばります


上流では大物狙いのベテラン勢、水路(流水域)から流れてきたイキモノが見つかるかも?


水中の落葉もイキモノが見つかる大切な生態系の一部です


見つけたらヤゴ、カワニナ、イトミミズ等で分類して観察します


真剣そのもの!


何がいるのかな?


ヤマトタマムシ(タマムシ科)の翅の欠片も(陸地で)見つけました、縁起物です


先生の講評タイム!


今回かいぼりした3か所の水域では上流から下流で少し違う傾向が見られます


オオシオカラトンボ(トンボ科)は沢山見つかりました


脱出中。。1年1世代ですが第4節まで翅が届くと終齢幼虫なのでそろそろ羽化しそうな個体も


オニヤンマ(オニヤンマ科)は上流で4匹ゲット、日本で一番大きなトンボ(ヤンマ)です


成虫になるまで3~4年掛かるとのことで、大小様々なサイズが見つかります


大量に捕れたミズムシ(ミズムシ科)はダンゴムシの仲間の節足動物です


カワニナ(カワニナ科)は川の巻貝という意味で、森のお宝昆虫の餌となります


イトミミズの仲間も沢山いました


ユスリカ(ユスリカ科)の仲間の幼虫(アカムシ)、もしも蚊が絶滅したらトンボも絶滅すると言われているくらい、生態系にとっては大切な役割があります


ヤマトクロスジヘビトンボ(ヘビトンボ科)こちらも幼虫ですが、昆虫なので肢は6本、他は鰓です


やっぱり見つかるモンカゲロウ、日本には4種いて、こちらはフタスジモンカゲロウ(モンカゲロウ科)のようです


焚火部隊は緑地で採れたお米で作ったフキ味噌入りのおにぎりを焼いています


この水田で収穫したコシヒカリです♪


米ぬかも撒いて栄養を還します


午後は上の入り口付近のトキワツユクサ除草の続きと


用水路の水漏れもセメントを練って補修しました


オオイヌノフグリ(オオバコ科)


ヒメウズ(キンポウゲ科)の葉が花のようになるのはウイルスの仕業とのこと。。謎


フキノトウ(キク科、雌雄異株)も咲いてきました、こちらは雄花かな?


キツネノカミソリ(ヒガンバナ科)の芽吹き


ヤマトリカブト(キンポウゲ科)の芽吹き


ウメ(バラ科)も咲いてきました


多くのご参加があり、大変盛り上がった観察会となりました。皆様お疲れ様でした!この日に見つけた水生生物達は暖かくなると姿を変えて飛び回ることでしょう。楽しみですね!