朝から少し雨模様となってしまいましたが、合間を縫って脱穀&籾摺りの原始的な手法の体験や、トキワツユクサ(外来種)の除草、水路管理等を実施しました。


まずはデモンストレーションで手順確認(籾摺りの籾殻を吹いて飛ばしています)


手作業の脱穀は割りばし等を使い茎から実をこそげ取ります


脱穀した籾、今年もコシヒカリです


籾摺りはすり鉢とテニスボールで種籾の殻を取り除きます


はざかけした残りの稲は、次回足踏み脱穀機で脱穀予定です


サツマイモは順調そう、イモ掘りは11/20(土)に予定しています


カキノキ(カキノキ科)の果実の収穫体験


届くかな~?


この日はお土産が沢山!カキノキ(カキノキ科)の果実や


シークワーサー(ミカン科)


お隣の緑地からはカボス?(ミカン科)やブドウも!


脱穀後の藁は細かく切って


田んぼに満遍なく撒いて栄養を田んぼに還します、緑地の田んぼはビオトープを意識した冬期灌水なので、冬の間もヤゴ等の棲み家となります


田んぼや泥の中の水生生物を探してみました


この日はオオシオカラトンボ(トンボ科)のヤゴ、イトミミズsp.、ミズムシ等が見つかりました


1年1世代のヤゴですが、出現期間が長いので大きさの違いがかなり見られます、背棘が確認出来る個体はオオシオカラトンボで背棘がなければシオカラトンボ


沢山いるカワニナ(カワニナ科)は、流水域では夜のお宝の餌になります


雨模様のせいか、陸地ではミスジマイマイ(オナジマイマイ科)も沢山見つかりました


緑地内の遺構の階段も長持ちするようにメンテナンス


水路の泥上げ作業や


複雑なオリジナル水系の確認と


トキワツユクサ(ツユクサ科、外来種)の除草もはかどりました


前回も見たサトクダマキモドキ(ツユムシ科)クダマキはクツワムシの別名で、クツワムシに似ているという意味とのこと


ボロボロなヒメジャノメ?(タテハチョウ科)幼虫の食草はアズマネザサやチヂミザサ等のイネ科


オギ(イネ科)の穂


前回満開だったツリフネソウ(ツリフネソウ科)はもうすっかり種になっていて


触るとクルンと弾けて種を飛ばします


完熟シリーズ:ヤブミョウガ(ツユクサ科)の果実


ヤブガラシ(ブドウ科)


未熟シリーズ:ナンテン(メギ科、南天)は縁起物、葉は赤飯等の抗菌に、実は咳止め薬などに使われます


センリョウ(センリョウ科、千両)も縁起物ですね


ノシラン(キジカクシ科)の果実は熟すととても綺麗なブルーになります


イヌタデ(タデ科)


7年ぶりの開花確認のヤマトリカブト(キンポウゲ科)、地道な手入れの成果です!


雨模様の中、皆様大変お疲れ様でした!新しいメンバーもお迎えし、賑やかになり楽しみです。
次回11/7(日)は足踏み脱穀機を使用した脱穀、11/20(土)はおイモ掘り、12/5(日)は里山レンジャーズをお迎えした整備等、盛り沢山なイベントが控えています。お楽しみに♪