「早春の観察会」として、通算3回目?のイベントが行われました。
今回も水生昆虫研究家の佐野 真吾氏を講師にお迎えし、昆虫や自然に関する楽しいレクチャーをいただきながら、大変賑やかなイベントとなりました。


まずは越冬中の昆虫がどんな形で、どんな場所に隠れているのか?常緑樹の葉の裏や


緑地のあちこちでポイントを伝授されています


大きな朽木をひっくり返すとアリの巣やカミキリムシの幼虫などが現れました


水田にはアズマヒキガエルの卵を発見するも


代表宅の池から避難させられてきたカップルは脱走しました


本日本命のヤゴは、田んぼや池、水瓶に沈殿した泥の中に隠れています


水田に引くための水桶は期待大!かいぼりの要領で泥をすくっていきます


すくった泥を網でこしてみると・・・


見つけたら、バットに移して観察してみよう


オオシオカラトンボやショウジョウトンボ、ミズムシは沢山捕れますね


ヤマトクロスジヘビトンボ


カワニナも大漁


大人も子供も真剣そのもの


すくった藻の中をよく見ると、投網に掛かったかのようにオニヤンマが現れました!


藻の中も生き物の宝庫だということが良く分かります


オニヤンマも思いがけず大漁に!@@


サワガニもゲット!


フタスジモンカゲロウ


講評では、収穫物のバットを並べて一種類ずつ細かな説明をいただきました。大人も子供も真剣に聞き入っています。


レクチャーの様子はfacebookに動画がUPされています。
https://www.facebook.com/sakura.trust2

全国各地にいるが地域差が出るというオニヤンマ


朝晩、時速70KMで飛ぶというマルタンヤンマ(左)、捕獲時にお尻を振って逃れようとするクロスジギンヤンマ(右)


ショウジョウトンボ


サワガニのオスはお腹が三角でメスは楕円形など


終了後は安穏芋の焼き芋がふるまわれたり


焼きマシュマロなども体験いただき、イベントは無事に終了となりました。


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午後の部は残ったメンバーで、森の中を散策してノシランの実を集めたり




森の整備を行ったり


かいぼりの続きを行ったり


水瓶はいったん、リセットされました


水田に灰を撒いたり


セキショウ水路は日照を取り込もう作戦


スプリング・エフェメラル代表のニリンソウが芽吹きだしています


イノデをはじめ、シダ類も芽吹き始めました


キブシの花


盛り沢山な一日となりましたが、今回も沢山のヤゴをはじめ、様々な水中生物を観察することが出来ました。専門家の詳しいご説明により新たな発見が多々あり、ご参加いただいたみなさまもお楽しみいただけたことと思います。みなさま大変お疲れさまでした、ありかとうございました!

季節が変われば、今回観察した生き物たちの別の姿も観察することが出来ます。桜ヶ丘緑地では生物多様性のために様々な整備を行っています。第1日曜、第3土曜に活動していますので、またいつでも遊びにいらしてください。