登熟期を迎えた田んぼは、スズメとの競争です。
この日は予定通り、防鳥ネット張りや案山子作り、水路の整備、選択除草などを行いました。


毎年てこずるネット張りですが、皆で知恵と力を出し合い形になりました。


段取りが肝心・・・


ちょっとカオス?


かなりテキパキ!


午後はお子様たちと案山子を作ったり
ヨウシュヤマゴボウの実でお絵かきしたり


コカマキリげっと!
飛んで逃げたカマキリが蜘蛛の巣に掛かり、糸を切って池に落ちて
更に泳いで逃げ切るところまでを皆で息をのんで観察しました。


水路の整備や、


久しぶりに開通したほどっこ水田裏手の通路。


オオブタクサやトキワツユクサ等の除草。
秋の花粉症の元と悪名高いオオブタクサはもう花粉を飛ばしていました。


逆に、大切にされているツリフネソウの一番花(?)も見つけました。


大きくて立派なアブラゼミの抜け殻


水辺の葉っぱの裏には沢山のヤゴ殻!
会のトンボ博士によるとウスバキトンボとのことでした。


ウスバキトンボは7月のお盆をすぎたころから多くみられるトンボで
「精霊とんぼ」とか「招来とんぼ」、「盆とんぼ」とも言われ、
亡くなった先祖 がトンボに乗って帰ってきた・・として大切に迎え、
採ったりいじめたりしないように子供達に言われていたそうです。
関東地方では幼虫は寒さに弱く越冬できず、毎年台風などの風に乗って南西諸島 からやってきて
夏の間の30日くらいの間に卵から成虫になって私たちの回りを 飛び回る・・・とのことです。

ずいぶん遠くから飛んで来てくれてありがとう!
この日は成虫も確認されています。
桜ヶ丘緑地の田んぼが気にいってくれたのでしょうか。

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各水田のネット張り前の様子です。
1号田(田植えが一番早いせいか、生育も一番早いようです)


2号田(一番ちびっこかもしれません?)


星の子水田(実って頭を垂れてきていますね)


さくらっこ水田(すっと背が高くてお行儀が良いです)


ほどっこ水田(少し倒れているので稲起こしをお願いします)


イネの品種は全て違いますが、それぞれ、すくすくと育っていて楽しみですね!
1号田の稲刈りは10月4日(日)の予定です。
みんなこのまま豊作になりますように。