ミルマップは、ミルフィーユのように何枚もの地図に
いろいろな段階の情報を書き込んで
その場所を多角的に分析し
計画を立てていく方法です。

ここに至るまでも、勉強会では詳しい説明をしていただいたのですが
せっかちな私は、すぐ実践!

まず1枚目のマップは「超広域地図」です。
つまり、日本地図や地球儀や世界地図を用意して、
地球規模で見た時に、その緑地にどのような意義があるのか考えます。

たとえば、桜ヶ丘緑地に三光鳥がやってきたことがあります。
ウィキペディアで「サンコウチョウ」を調べると
「日本、台湾、フィリピンのバタン島とミンダナオ島に分布する。
日本には、夏渡来し繁殖する。日本で繁殖した個体の多くは、
冬季中国南部からスマトラへ渡り越冬する。」
と、あります。
海を越えた渡り鳥が、川を道しるべに旅している途中
「あ、ちょっとあの緑の森で休んでいこう♪」
と、寄ってくれたのですね。
大海原を旅してきた渡り鳥にとっては、重要な休憩場所だったわけです。

また、緑地で「お宝」と呼ばれている昆虫にしても
人工的に繁殖させたり、どこかから連れてきて放ったのではなく
まったくの天然物として、長年住み続けてきたのですから
世界中どこを探しても、桜ヶ丘緑地と同じDNAを持ったものはいません。

そのように見ていくと、様々な再発見や再確認ができますね。