10月7日(日)に横浜ホタルの会の丸茂先生をお迎えして、勉強会を行いました。
テーマはずばり!「ホタルの住みやすい環境」についてでした。


最初に先生が用意してくださった資料を元に、ホタルに関するいろいろなケースを紹介していただきました。

開発の危機にさらされている、市内最大のホタルの自生地、瀬上沢
小学生が一生懸命取り組んでいる三ツ沢小学校
PTAが資金援助をした大正中学校のケースなど興味深いものばかりでした。


お話の後は、実際にみんなで森の中を歩いて具体的なことを教えていただきました。




ゲンジホタルが生息するには秒速1~2m位の流れが丁度良いそうです。
泥がたまらず、川底が砂地になっているのが理想とのこと。
この崖下の流れは理想に近いです。

こんな具合に池状になっている場所はヘイケボタルにぴったりです。



カワニナは田んぼ作りを始めてからずいぶん増えました。「ここのカワニナは、頭の先が欠けているので栄養失調です。」と前には言われましたが、今は大きくて殻もしっかりしているカワニナになりました。


ゲンジボタルが住みやすい環境を作るための候補になった水路です。底に砂利などを敷き、雛段状に改良すれば流量、流速も理想に近づき、幼虫が住みやすくなりそうとのことでした。



その話を聞くと、「この網かごの砂利使える?」とみんなの目が光りました。






睡蓮の葉っぱも何者かに食べられています。犯人はカワニナ?
カワニナは何でも食べる雑食で、飼育するときはキャベツなどをあげるケースもあったそうですが、基本的には、八百屋やスーパーで買った野菜には農薬がついているので、あげてはダメなそうです。本来の自然界を取り戻すのが最大の目標と感じさせられました。