2005年8月20日(土)に、水辺のある森再生プロジェクト・8月の作業を行いました。


夏休み後半ということもあってか、子供の参加はほとんど無く、大人だけで進める作業となりました。4枚の田んぼの稲はそれぞれ大きくなっていましたが、田植えの時期と田んぼの条件によって育ち方に違いが見られました。

それぞれの田植えの時期はこのようになってます。
・服部実験水田 4月30日(直播)
・1号水田   6月19日
・2号水田   6月19日
・星川小水田  6月30日
・桜台小水田  7月13日

一番生育がいいのは、実験的にやっている服部水田です。これは、薄くした綿の中に種籾を仕込み、その綿を水田に敷く方法で、草取りが要らない省力農法として注目されているようです。
(↓服部水田の様子)


次いで生育が良いのが1号水田。この田んぼだけ2年目ということもあり、土が出来てきているのか青々と育っています。ただし害虫が去年より多い気がします。
(↓奥が1号水田、手前が星川小水田)


2号水田は今年あたらに作った田んぼです。田植えの時期は1号と同じなのに、こちらは圧倒的に虫に食べられている稲が多いです。イチモンジセセリと思われるサナギがほとんどの稲についていました。これをとる作業に時間がかかりました。
(↓奥が2号水田、手前が星川小水田)


星川小水田は、大きくなっていますが所々歯抜け状態に。原因の一つに、この田んぼがカラスの水浴び場になってしまったため、大きく育たない稲があったと思われます。田んぼの中には至る所にカラスの羽があり、その脇のベンチは糞と泥だらけになっていることから、人のいないときはカラス天国になっているのは明らかです。自然再生をして生き物を呼び集めるつもりがカラス天国になっているとは・・・。何か対策が必要です。

桜台小田んぼは、残念ながら順調に育っている稲は数本しかありませでした。田植えが遅くなってしまったため、苗が小さいうちにカラスの遊び場になってしまい、育たなかったと考えられます。
(↓桜台小水田。防雀ネットを張るための支柱を立てています。)


当日は、これらの4枚の田んぼの草取りと虫取りを行い、防雀ネットを張る作業を行いました。また、その他に緑地内の草刈と、トンボ池の泥さらい、水路の調整を行いました。
(↓ネットを張った田んぼ)


暑い中の作業だったため早めに切り上げ、最後に30分ほど今後の作業予定については話し合いを行い、14:30ぐらいに終了となりました。

次の作業日は、9月17日です。