続きです。
タイヤがはまってしまいました
旦那はこの部分が固いと思って車を寄せたんだけど、この部分は浸水でドロドロになってました
空回りするだけで前にも後ろにも動きません。
私がアクセルを踏み、旦那、長男、次男で後ろから押しても動きません
保険会社やJAFに電話したけど、今のこの地震の状況でいつ行けるか分からないと。
一応JAFには予約をお願いして、車を置いて歩いて行く事にしました。
車……大丈夫かな？
このまま流されちゃったりしないかな……
でも置いていくしかありません。
長女が近くに住んでいるので、旦那さんの車はFJクルーザーだからなんとか来れるかな？とお願いしたら旦那さんが迎えに来てくれると
国道まで歩いて出るからそこまで来てもらう事に。
街道の出口は遠く……
道路は川状態になってます
この街道には街灯がひとつも無いのでスマホのライトだけが頼りです
道路が割れてるのも見えるし、水の深さが分からない
センターラインが見える所は深さが大丈夫なのがわかるから、センターラインを頼りにスマホのライトをあてて歩きます……。
旦那は次男を連れて先を歩き、長男に
「長男！ママを頼むな！」と。
私は長男の腕を掴みながら「怖い怖い怖い」って言いながら歩いてました
膝下くらいまで浸かりながら歩いてるからブーツの中はグショグショするから歩きにくいし、センターラインが見えないくらいの深さの所もあるから進むのも怖くて
シーンと静まり返った暗闇の中、
サラサラサラサラ………………
サラサラサラサラ………………
と水の流れる音だけがずっと響き渡ってるんです
この街道の横は河北潟。
えっ？
決壊して水が流れ込んでくるとか…ある？
こわーーーーーい
とにかくこわーーーーーい
もうその気持ちしかありません。
旦那
「おーい！がんばって早く歩いといでー！」
いやいや。
私、一生懸命歩いてるんだよ
長男
「マザー？おんぶしようか？」
（長男は私をマザーと呼びます）
長男……優しい
私
「大丈夫！歩ける！」
おんぶされるよりは自分で確かめながら歩きたい
旦那も実際はすごく怖くて、なんとかみんなでこの街道から早く脱出したかったそうです。
もうすぐ出口の辺りで、踏み込んだ右足がスボボっと沈んでいきました
いやっ！こわい！！
私
「長男足沈んでく」
足沈んでく」長男に引っ張ってもらって脱出😮💨💭
勘弁してくれ~~~~~~~~
なんとか街道を出ることができ、長女の旦那さんが来てくれていました。
道路状況が分からない中来てくれた旦那さんにはホント感謝です
ぐしょ濡れの私たちを乗せてくれて、申し訳なかったです
家の前の状況が分からないから（うちの前の道はすごく狭いんです）近くの通りで降ろしてもらい、靴がぐしょぐしょなのでみんな裸足で家に向かいました。
家の6軒先にママ友がいるので、一応LINEでうちの通りは大丈夫だとは聞いていたけど、家に着いて心底ホッとしましたε-(´∀｀;)ﾎｯ
続きます。