そして、帰りは遊歩道を使って散策しながら下に降りようと歩き出だそうとした。
…が、遊歩道の入口に、「熊にご注意ください」の立て看板がある
えっ 私達が歩こうとしている道って遊歩道なんだよね
あの~…
まあ、いいや。
2.5キロくらいの道でしょ、と思い歩き出したんだけど……。
遊歩道っていうのがまず嘘だなって思う。
森林浴を楽しむ、といえば聞こえは良いが、木々や背の高い草が生い茂った舗装もされていない森の中のくねった道を、ひたすら下にある別荘地や街を目指して歩いていくのだ。
これが遊歩道といえるのか
こういうのは、私の田舎では獣道(けものみち)と言ってるぞ
行けども行けどもまったくゴール(遊歩道の出口)は見えてこないし辿り着かない。
しかも途中から雷が鳴りだして、いつ雨になるかともしれない不安定な空模様が続いた。
っていっても、森の中なので木々に遮られて空もよく見えないんだけど
挙げ句の果てに途中、台風か何かの影響なのか、大木が倒れていて道が塞がれている部分もあった。
近くに、草をむしって無理矢理歩道にした急な坂があった…
尻餅ついて滑りましたとも
文句を言う暇があったら、とにかく熊や蛇に出会さないうちに早く降りなくちゃってことで、ひたすら黙々と歩き続けた。
1時間半は歩き続けただろうか…、ようやく舗装された別荘地が密集する道に到着。
無事、生きて帰還することができた
その途端、雨が降り出した。
ラッキーなのかそうでないのかわからない…。
この時点で、私も夫もお尻を含めた下半身はものすごい筋肉痛に襲われていたが、もはや動きを止めるわけにはいかない。
旧軽井沢銀座通りでお土産を見たりして、その後は相変わらず路線バスとも時間が合わないので、歩いて軽井沢駅まで、さらにテクテクと歩いた。
軽井沢駅の反対側はショッピングモールがあるので、そこでジェラードを食べて一息ついて、2泊目の宿泊先の軽井沢マリオットホテルの送迎バスを待っていた。
最後になるが、この日の歩数計の数値は24,591歩だった