温度差のある先生たち
Cさんは最初、管理職の先生に道路族の件を話したそうですがこの先生が何ともいい加減で
「問題のある生徒だということは把握してますが、詳しいことはちょっと‥」と目を白黒させて、曖昧な返答ばかりだったそうです。
話にならないので途中で別の先生にバトンタッチ。
生徒指導のD先生が出てきました。
D先生は、生徒一人ひとりときちんと向き合おうとする方のようで、Cさんの話にも真摯な態度で耳を傾けてくれたそうです。
最近の道路族の様子を聞くと、ショックを受けた様子で「生活態度については、彼の担任が繰り返し指導してきました。受験も近いので勉強に気持ちを向けると約束したはずですが‥」と沈痛な面持ちで深いため息をつきました。
重い沈黙が数秒間続きましたが、D先生は何か決心したようにパッと顔を上げると
「今度は私が直接話をします。彼らが地域で孤立しないよう力を貸してください。」とCさんに力強く語ってくれたそうです。
果たして彼らの生活に変化はあるのでしょうか?
長い、長い悪夢に終わりはあるのでしょうか?