6月28日 
《お蔭を知る》(安岡正篤)

本当にわれわれの存在というものは、究明すればするほど種々のお蔭によって在る。天地のお蔭、国家や社会のお蔭、親や師友のお蔭。この計り知ることの出来ないお蔭をしみじみと感じとり認識する、これが所謂恩を知るということであります。そこではじめて理性や