【観光旅行とは「光りを観にいく旅行」】


池田光氏の心に響く言葉より…


世のなかには、光り輝いている人(一隅を照らしている人)がいます。

そんな人は、まわりを元気にします。


銀座まるかんの創業者で、たくさんの本を著している斎藤一人さんは、こういう光っている人に会いに行こうと考えました。

このことを彼らしく、「観光旅行しようよ」と軽妙に表現したのです。

観光旅行とは、「光り(一隅を照らしている人)を観にいく旅行」という意味。


では、なぜ、そんな人に会いに行くのでしょうか。

天風さんの教えに、「他面暗示」があります。

私たちが生きる環境にはさまざまな刺激が満ちていて、気づかないうちに影響を与えられています。

これを外界からの暗示とすると、マイナスの暗示を避け、プラスの暗示からよい刺激を受けようというのが、他面暗示法です。


プラスの暗示を選ぶ一番わかりやすい方法は、光っている人に会うことでしょう。

光っている人は、積極的な人。

そんな人と会って、いろいろ話しているうちに、「この本で勇気を与えられたんだ」「好きな言葉があって、この言葉で元気になったよ」などと教えてくれたりします。

何より雰囲気が積極的で、まわりを元気にします。


気づくと、そんな人と会っていた自分が光る人になっていて、一隅を照らしているはず。

こうして観光旅行を楽しんでいるうちに、十人、百人、千人とその輪が広がり、天風さんが言うように「その周囲はきれいな世界ができる」ことでしょう。


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「一燈照隅 萬燈遍照(いっとうしょうぐう ばんとうへんじょう)」 

安岡正篤師の『青年の大成』の中の言葉だ。 

一人ひとりが自分のいる場所を明るく照らし、良きことを行えば、その一燈が最初は小さくとも、やがてそれが国中をあまねく照らすことになる。 

まずは、自分の周囲、つまり、家族や友人、会社を明るく照らすこと。 

それがやがて「世のため、人のため」となる。



観光旅行とは、「光り(一隅を照らしている人)を観にいく旅行」

日本各地で光っている人を観にいくこと。

元気と勇気をもらうため、光っている人に会いに行きたい。