夏の帰省のときに、お義母さんとメルアドを交換した。
メールが出来るようになりたいというお義母さんに、なるたけわかりやすく説明して
紙にも書いてきたけど、送ったメールは読めてもなかなか送ることが出来ないみたいだった。
以前送った手作りパンも、メールでお礼を伝えるのにチャレンジしてくれたみたいだけど
届かなかった。
間違えても、何度もチャレンジしてみてね。。。と言っておいたけど
あれからやはりメールは送るけど、なかなか送れないようだ。
離れていては相手のことは、わからない。
彼女がメールをどんな風に受け取っているのかは、想像するしかない。
突然、彼女からメールが来た。
題名にしか、文章は入っていなかった。きっとパンが以前着いた時に
メールでお礼をしようとしてくれたのだろう、そのメールが1ヶ月後くらいに来た。
これも推測だが・・・彼女はきっとあれから何度も試みているのだろう。
私がそういったからでもなく、彼女はメールができるようになりたいのだろう。
そして、この日もいろいろボタンを押しているうちに
このメールは偶然に近いのか、私に届いた。
さっそく返信した。
間違って届いたにしても、うれしかった。
届いたよと教えてあげたかった。
お義母さんのことはきっとこの12年でも
知らないことがたくさんあるけれど、ダンナは梅干と梅酒を、カラダが弱くなっても
つくることが自分の母は唯一の楽しみなのだろうと、以前言っていた。
お義母さんの梅干は、ウチの冷蔵庫に3代目までビンに分けて保存されている。
家でつけた梅干の目が覚めるようなしょっぱさは、ダンナにとっては懐かしい味だ。
私も、一緒に食べてこの味に懐かしさを感じるようになってきた。
だから書いたのだ、二人とも梅干食べて、元気でいるよと。
そして今日、4代目が届けられた。
ネスカフェの特大のビンにたっぷりと入っていた。
いつものように、手紙はなし。
義理の母との距離がぐっと近くなったような気がした。