2日続けて映画館へ映画カチンコ

 

観たかった『WILL』

明日からは、夜だけの上映になるので

観るなら絶対に今日だったのだ。

 

 

ヨガで仲良くしている人が

「私、東出好きなんだよね。

 今、山生活してるやん?」って

 

山生活をしてることは知ってたけど

スキャンダルからの逃避だとしか思ってなかった。

 

不倫報道がされたとき

あー、やっちゃったね、

優しさというか、

優柔不断さが出ちゃったんだろうな

あんなに素敵な奥さんがいるのに…、

くらいには思ったかな。

 

芸能人の不倫が報道されるとき

いつも思うことだけど

その人のこと何も知らないのに

マスコミが流した週刊誌やテレビの内容を

鵜呑みにして

無関係の人たちが、ネットで騒ぐけど

 

いつも見てて恐ろしくなる。

 

 

 

 

あ、映画でした!

 

私は、ドキュメンタリーが好きで

 

どんどん自然から離れてしまっている

今の世の中に、不自然さを感じているし

 

かと言って、今の暮らしから離れることが出来ない矛盾。

 

 

映画の冒頭では、いきなり

車に轢かれたハクビシンが出てきます。

 

無残な姿になっているハクビシンを持ち帰り

それを丁寧に解体し、食べてあげるという…

 

交通事故で亡くなった個体というのは

すぐに血抜きがされてないせいで

美味しくないそうですが。

 

ただ保健所が引き取りに来て

棄てられるよりは…と。

 

 

東出さんが行っているのは

一人で山に入って獲物を狙う

「単独忍び猟」というものだそうで

 

映画に出てきたのは、主に鹿。

 

 

過疎化し、山が荒れて、食べるものがなく

人里に出て農作物を荒らすから

害獣と呼ばれてしまう。

 

戦後、広葉樹を伐採して、

針葉樹を植林したことも

野生動物の餌がなくなった原因だとも。

 

 

親鹿を撃つと、小鹿の声が聴こえる

小鹿を撃つと、親鹿が呼ぶ声が聴こえる

 

小鹿は、親鹿とはぐれた場所に留まって

そこから動けないんだとか。

人間に会った時に、親とはぐれたから

人間に会うと、親に会えるんじゃないかと

思ってるかもしれないって。

 

 

 

東出さんは

動物を撃つたびに、可哀想と思ってしまう。

自分の子が誰かに殺されて、食べられてしまったら、

とか考えてしまう、

それなら殺さなきゃいいのに、って。

 

他の猟師さんからは、

それならやめちまえ、みたいに言われてしまう。

 

でも、子どもの頃から動物が好きだった東出さんは

これからも考え続けていきたい、と言われてた。

 

 

私たちは、生きてるものの命を奪って

生かされていること。

スーパーでパック詰めされたお肉を

買って食べている私たちに

その認識はなくなっているのかもしれない。

 

 

山で生きている動物を撃って、殺して

抱えて運んで、持ち帰る。

皮を剥ぎ、無駄にしないよう肉にする。

 

 

現状は、殺された動物の9割が

掘った穴に埋められたり、焼却されるらしい。

 

 

山で暮らす智恵を持ったおっちゃんたち

地元の人たちに、受け入れられ

 

家を建て始めたり

猟友会に入ったり

 

役者さんとしての活動も

精力的に行っていて

 

人間らしい生活をされているんだなって思いました。

 

 

ヨガ友さんが言ってた

「私、東出好きなんだよね」

納得です。

私も好きです。

 

 

 

 

珍しく、パンフレットも買っちゃいました。

 

 

山野井泰史さん繋がりで知った

服部文祥さんも出演されていて、

深いお話を伺えたのも、感慨深かったです。