―― 昨日、病院で ――
眼科が終わってから、内科の予約時間まで少し空いたので
地下食堂へ行って、モーニングを食べてました。
ちょうど、テレビ(BSプレミアム)で
ジャーナリストの鳥越俊太郎さんが「人生の最期に聴きたい曲」を探し求めて
ジャズ発祥の地であるアメリカ・ニューオリンズを訪れるって番組が映っていました。
『歌うコンシェルジュ』旅のチカラ~マイ・ラスト・ミュージックを探して~
鳥越俊太郎さんは、
65歳のときに直腸がんを患い、その後肺などにも転移し4回の手術を受ける。
「そんなに遠くない時期に亡くなるときが来るだろう。
死ぬとき、意識があるときに音楽を聴きながら気持ち良い感じを受け
その中で最期のときを過ごしたい」
そんな理由から、旅に出る。
ニューオリンズには、葬式専門のマーチングバンドがいて
亡くなった人が『生前好きだった曲』や『スタンダードナンバー』を演奏して
陽気に送り出す“ジャズ葬式”をおこなっている。
そこでは「死」とは、長い奴隷としての生活から解放される、
喜びであり、それを陽気なジャズで弔うのだと。
死ぬ間際に、遠くから自分が好きだった音楽が流れてきたら
どんなに穏やかな気持ちになれるだろう。
自分の生きた様は、自分の死に様になるような気がしてる。
省吾さんのツアーを追いかけながら
『マイ・ラスト・ミュージック』って言葉を
頭の片隅にでも置いておこうかな…。
「君が人生の時…」
最近やたら懐かしい曲を、聴きたくなる…
山下達郎さんの、潮騒とか。