1月2日にNHKBSで放送されたドラマ

「スローな武士にしてくれ~京都撮影所ラプソディー~」

(初回放送、2019年3月)

 

「スローなブギにしてくれ」のパロディかと思い

録画しておいたドラマ。

 

何となく、他のことをしながら見ていたので

おっさんばっかりで、つまらないなーと

消去してようとして、

いや、もうちょっと見てみるか

太秦の映像も出てくるし…と。

 

消してしまわなくて良かったよ。

途中からすっごく面白くなった。

 

 

水しぶき一滴まで鮮明に写るスーパースロー!

屈強な身体を要するマシンで撮る壮絶チャンバラ!

ワイヤーアクションで宙を舞う池田屋階段落ち!

かつて人々を熱狂させた活劇が、

最新技術で前代未聞の映像としてよみがえる。

舞台は京都の撮影所。

NHKからの依頼で時代劇を撮ることになるが、

主役に抜擢されたのはしがない大部屋俳優(内野聖陽)。

撮影はハイテクとは無縁の高齢スタッフたち。

次々と過酷なアクションシーンに挑む!

 

 

 

内野聖陽さんの立ち回り…殺陣。

キレッキレの動きです…

「きのう何食べた?」のケンジさんばかり見ていたので

全然別の人みたい。

ほんと、キレッキレです(それしか言うことないのか)

 

万年切られ役の大部屋俳優、村田茂雄(内野聖陽さん)が

主役に抜擢されるが

 

撮影スタッフの間では、

 

 あいつには致命的な欠点がある。

 セリフが…

 

 あかんなぁ…

 

 一言のセリフでもカミカミ 

 滑舌はボロボロ

 

 

と、それはそれは裏でボロクソ。

 

 

そんな撮影のスタッフたちも

じじぃ、もとい、おっさん(これも言い方悪いか)

ばっかりで、大丈夫なんか?って次元の人たち。

(いや、かつてのベテラン揃い)

 

お名前は知らなかったのですが

カメラマン役の俳優さん

 

本田博太郎さんとおっしゃるんですね。

喋り方が個性的で、魅力的な俳優さんだな、

と思っていたのですが

今回のドラマ、特に面白かったです。

 

 

それと依頼者側の、NHKの職員に柄本佑さん。

 

ベテラン俳優さんばかり揃えて来たな、って感じで

 

テレビの前でつい声を上げて笑ってしまったり、

真剣な演技に感動したり…。

 

 

そのギャップが、何とも言えず面白い。

 

 

 

 

 

ドラマの最後のテロップを見ていると

源孝志さんのお名前が。

作・演出、とありました。

 

だから面白かったんだ、と納得。

 

 

最初、ながら見してたので

もう一度、最初から観なおしてみたい

魅力的なドラマでありました。

 

時代劇、終わっちゃいないですね。

 

 

 

 

映像には何度か、広隆寺が映し出されて

また、行きたい思いに駆られました。

 

ここには、日本で一番美しい仏像と言われる

弥勒菩薩半跏思惟像、があるのです。