・・・・・薄茶(うすちゃ)・・・・・

お薄・(おうす)・とも言います。

お抹茶(もちろん茶道用のもの)を茶杓で出来ている茶匙のこと)

で2杯ほど茶碗に入れて、江戸千家も裏千家も茶筅(竹で出来ています)細かい泡を沢山立てます。

ビールの泡も細かい方がおいしいのと同じです。

それによって、渋みは抑えられ、より甘みを強く感じることが出来ます。

点てる(たてる)時は手首のスナップをきかせて茶筅を前後、斜め前後、時には少しまわし気味に茶碗の中で振り動かします。




・・・・・旅たんす・・・・というお棚。

裏千家ではおもに4月に使われるそうです。

 もちろん風炉の季節もOK。

江戸千家では主に2月によく使われます。

利休さんが好まれたものの一つ。

利休さんは旅が大好きだったのです。

勉強が好きだっのですね。

さくら・の・茶の湯-旅箪笥

《写真はネットのお茶道具のお店から拝借》



背中にかつぐのにちょうど良い大きさです。


野点(のだて:野外でお茶を点て楽しむこと)

でお茶を点てるときにも使いますが、家の中でも使います。


この中にお道具を組み入れます。
さくら・の・茶の湯-旅箪笥
《写真はネットのお茶道具のお店から拝借》


写真は拝借、しかも、勝手に、合成写真です。

もっと丁寧に作ればよいのですが,、

時間がかかりそうだったので,・・・・

しかし

合成とわかってしまう写真ですね。(>_<)

(蓋置きの写真は割と綺麗に合成できましたが,

棗の角度が合っていません。影をつければよかったでしょうにね)


下の大きな蓋のしてある器が 水指・(みずさし)・・・水を入れておくもの。

長い柄のついているのが 柄杓・(ひしゃく)・・・水やお湯を汲むもの。

水指の左にあるのが蓋置 ・(ふたおき:桜の花びらの形)・・・・お釜の蓋をおくもの。

真ん中の段の黒い入れ物が(なつめ、棗の実

の形からそう呼ばれれる様になったようです。お抹茶を入れる容器)



箱の上部に差し込み状の鍵があります、黒い部分で引き手金具、前戸はけんどん蓋

と呼ばれます。溝が掘ってあるところに扉を入れ込む建具のことだそうです。



・・・・・貴人清次・お薄・・・・・

旅箪笥を使って貴人清次のお薄のお稽古しました。

前回は貴人清次のお濃茶でした。

貴人台という台にお茶碗を載せて、

その上でお茶を点てていきます。

さくら・の・茶の湯-貴人清次

《写真はネットのお茶道具のお店から拝借。

しかも文字を入れ込んでしまいました》。


実際に使わせていただいたお茶碗は瓔珞(ようらく)模様、

縁は桜の柄が繋がって描かれていました。

下の写真のような宝もの画が描かれていました。

中は黒で,京焼のようでした貴山と書かれてありました。
さくら・の・茶の湯-瓔珞茶碗

《写真はネットのお茶道具のお店から拝借》


上の写真で三角っぽい模様が見えますが,これは

橋の欄干などにある通称、葱坊主の

擬宝珠(ぎぼうし)だそうです。


今回は(いつもですが)、 聞いたことある言葉と実際のものとが

合致したものが多かったです。



さくら・の・茶の湯-瓔珞
《写真はネットのお茶道具のお店から拝借》

上の写真は寺院などで見られる飾り、本来の瓔珞です。



貴人へのお茶と清次(家来、お伴)へのお茶をたてるのですが、


違うのです!差別?!と言うくらい違います。


☆茶碗に台がつくのが貴人。


☆茶碗は天目の形(ちょっとすり鉢っぽい形)のものを貴人さん用によく使います。

清次用には普段のお茶碗です。


☆お茶筅は普通の竹は貴人さん用、煤竹《茶色い竹》の茶筅が清次用。


☆茶巾も別々、茶巾のたたみ方も、清次は千鳥の形にたたみます。


★お茶(お抹茶)は同じものを使います。良かったですね,清次さん。


差別というのはちょっとニュアンスが違います。時代による文化の違いから来ていますし、

むしろ、相手を敬う気持ちの方が強くでているのだと思います。


そのあと、炉でお流し点てを拝見しました。

“一亭一客”のときに お客様と向き合うようにしてお茶を点てるのを見ておりました。

とても、気に入ったおてまえでした。ぜひおぼえたいと思いました。




・・・・・透木釜(すきぎかま)・・・・・

 下の写真のお釜は 

“桜川”とよばれるように、 桜の花の模様が打ち出されているのです。

   今の季節にふさわしい釜でした。


   いつもはお釜を五徳に載せているのですが、先月が釣り釜ですから五徳がありません。


では、どうするかというと、お釜に羽が生えている・・・様な形をしています。

その羽を炉の縁に掛けておくのです、その時に羽の下に敷く小さな板を

透木といいます。


さくら・の・茶の湯-透木釜・桜川

《写真はネットのお茶道具のお店から拝借》



織田信長は"平蜘蛛”というお釜をお気に入りで

(もちろん用いていたとかききました。透木がまです。

上の写真よりもっとぺたんこなのだそうです。


《三好家の重臣の松永久秀は2度目の裏切りを

平蜘蛛のお釜で命拾いしたのだそうです。「古天明平蜘蛛」と

いう銘がつけられているようです。では、一度目の命拾いは

何と交換条件だったのかであったか・・・・・

「九十九髪(つくもがみ)」という名茶入だそうです。

・・・・・・信長はほしかったのですね。  ・・・・・・

・・・・・は~~~。(-。-;)。》




・・・・・お菓子・・・・花見が真っ盛りです。

忘れてはいけません!よね。


花見団子です。


さくら・の・茶の湯


おいしかった事はいうまでもありません。


いつも、思います。


おいしいお菓子をいただいて、お抹茶をいただいて

これが、す・て・き・な修行なのです。

沢山お話を聞いて,学問しちゃっています。

立ち居振る舞いは美しく、足はしびれますが、

根性で立ちます。


さくら・の・茶の湯-owai