さくら・の・茶の湯-risu1 今回の茶の湯のお稽古で、新しいことを習いました。


一、包帛紗(小習のひとつ)・・・・・お濃茶。


 お棚はあっても、なくても、もちろんよいのです。




「包帛紗」は、たとえばお客様がお抹茶を持ってきてくださったときなどに、その持ってきたくださったお茶を使ってお濃茶を振る舞う時に行います。

持ってきていただいたので、そのお茶をお棗(できれば新しいもの)に入れ、それを帛紗で包んで扱います。


 これで、敬意を表せていることになりますよね。


後は普通のお濃茶です。


 ただ、帛紗を解いていった後、左手を軽くふります。


はい、帛紗は二つ折りの四角瞬時に


変わります。ります。このあたりはマッジクですよ!

ではコマ撮り風に。(自分のお道具での再現です)


さくら・の・茶の湯-包帛紗・包んであるところ 頂戴したお抹茶を棗に入れ帛紗で包みます。

さくら・の・茶の湯-包帛紗・ひとつ解いたところ 結び目を解いてから左掌の上に載せます。

さくら・の・茶の湯-包帛紗・結び目が解かれたところ さらに、結び目を解きます。

さくら・の・茶の湯-包帛紗・帛紗が解けたところ 棗が出てきます。


さくら・の・茶の湯-包帛紗・棗を下ろしたところ 棗をおろします。

はい!つぎです。

さくら・の・茶の湯 はい!パサッ!!それだけです。

ここがマジック!左手一振りでここまで畳めます。(もちろんコツがあります。)


帛紗は便利です。お仕服(茶入や茶椀入れる西陣などで織られた絹の袋)がなくても、いいわけですからね。帛紗だって正絹です。お道具にも優しいですしね。

絹は人肌にも優しいです。絹は適度にしなやか・・・温かく、涼しく、その感触が好きです。

絹は現在でも高価なものです。安土桃山時代にはいかほどであったでしょうか。まして平安時代には庶民には手の届かないものであったでしょうにね。

現在私たちは、何十もの帛紗(使帛紗)、古帛紗、出帛紗を誰でも持つことができます。好みで選ぶこともできます。持たない自由もあります。