昨日は、初釜でした。
午前中に五人が集まりました。今日は3人がお着物できました。みんながんばりました。
仙遊花月を習いました。
《いつも、思うのですが、普段の稽古は大切です。》
仙人のように遊ぶと称されるようには、なかなかできないものです。
さて、と。 何をしたかを書くと、なが~くなります。 疲れそうです。
「仙遊」は仙遊花月とか仙遊の式ともいうそうです。
且坐のアレンジされたものと平花月をあわせたものです(と、私は理解しましたが、間違っていたらごめんなさい)。
まず、席入りの前に、皆でお菓子をいただく。
![さくら・の・茶の湯-花月札1](https://stat.ameba.jp/user_images/20100110/11/sakurasaku8877/9e/60/j/t01850088_0185008810370812547.jpg?caw=800)
『月』、『花』、『一』、『二』、『三』とそれぞれ名乗ります。
月は東、花が半東、一は正客、二,三はそれぞれ、次客、三客。
正客から席入り。
《花器は萩でしたが、細長く、女性のドレープドレスの様でした。どんな花の活け方をしてもきれいに映し出してくれました。自分が入れた花も美しかったた自画自賛》
炭点前は三客がするのですが、半東がほとんどして、炭を入れるところだけ三客がします。聞香があるので、ここでは香はたきません。
初炭ですが、半東は釜を炉へ戻す前に、水次(ぬれた茶巾をのせて)を持ってきて、釜に水をさし、釜を茶巾で拭きます。
ました)。
羽は白鳥でした(こちらは写真なし)。
炭手前が終わると半東が香盆を運んできます。
正客がいつものように、香をたき、毒聞きののち全員が香を聞きます。
聞香炉が一巡すると、次客に正客から香盆が回されます。
次客は二つめの香(志野袋にいれて、左袖に持ってきている)たきます。
銀葉ごと重香合の一番下へ入れ、新たな銀葉を重香合の真ん中から出して、聞香の上菱形に置き志野袋から香を取り出し銀葉に載せ、全員へまわす。
次客に香盆が戻ると、仕舞った香(正客がたてた)
を、次客の香と少しずらして並べ置く。
を、次客の香と少しずらして並べ置く。
《☆今日は正客のお香が白檀、次客が沈香でした。》
半東が正客から香盆をさげ、点前畳の棚の前に運び、聞香炉を茶入の後ろに荘ります。
天板上の茶入を棚の前におろします。お濃茶の準備です。
東は東自身を含めた全員分相当の濃茶を練ります。全員飲み終わると、正客から「拝見を」と声がかかり、茶碗は拝見にまわされます。
《☆主茶碗は飴色の大樋茶碗でした。お茶は八女の星の園の“延年の昔”》
拝見が終わり、茶碗がお点前の東に戻ると、
「お薄は、花月で」と東のほうから声がかかります。
お干菓子が運ばれてくる。菓子器に折据も載っています。
菓子が回り、食べ終わると、折据は正客からまわってきます。
今度は
「月」の札をひいた人はお薄をいただきます。
「花」をひいた人がお薄を点てます。
この繰り返しで、全員お薄をいただきます。
お点前をしている人は、替札をもって点前畳みに入るので新たに札をひきませんが、「月」、「花」となのりがあったら、「まつ」といいます。
最後の「花」は仕舞花といわれます。
お道具の拝見、片付けまで終わると総礼。全員元の席入りした場所へ戻ります。(このあたりからは、花月ではなく、且坐と同じになり、且坐に戻っていました。)
東と半東は一度水屋へもどり、挨拶に入ってくる。
挨拶が終わると、正客から退席します。
ふーーーーー。結構時間がかかりました。さすが、仙人遊ぶ・・・の名前がつけられた・・・我々は凡人、さっさ、さっさとはできませんでしたね。
でも楽しいですよ。香を楽しむのはなんといえません。昔から何百年も使い続けられ、気持ちも落ち着き、精神統一もできるし、なんといっても害がない。
お茶にはカテキン《ポリフェノール》いっぱい。老化の最たる酸化に対して、抗酸化!作用大なり。無理せず、きれいに年をとれます。
充実した半日をすごせました。
超長ブログになってしまいました。よくここまで読んでいただけました。感謝です。