今日は今年最後のおけいこです。
そして、私には試験だったのです。小習(こならい)16カ条のなかの茶入荘(ちゃいれかざり)のお濃茶でした。昨夜は先週習った茶杓荘(ちゃしゃくかざり)を練習したのだけれど・・・やま勘はちょっとはずれてしまった。古帛紗の出すタイミングだけが違うんだけなんだけど、ちょっと緊張した。それでも、何とか、合格!よかったよかった・・・ほっ・・・・ほっとした。・・・
来年はまた次のステップにあがれる。(≧▽≦)「貴人点」とか「貴人清次」とかをならえるようそうでーす。
そのあとで、5人集まっているので、先生が且坐を教えてくださることになったのです。お弟子さんは一人は奄美大島から、もう一人はアトランタ在住の方でお里かえりのたびに習いに来ていらっしゃるとのことです。みんなすごいですね、でも、みなさんさん、固いことなしで、はじめてでも和気あいあいとできるところが、いいですね。
且(かつ、しゃ)・・・・とは「いっぽうでは」の意味もあるけれど、「ちょっと」とか「わずか」の意味だそうです。で、且坐はちょっとすわって・・・・・ということなのだけれど・・・・・・なれない私たちは先生の指図がないと、もったんことしてなかなくごけない。(´_`。)
且坐は小習いではなくて、「七事式」のひとつです。
何をするのかというと、まず、5人みんなで和菓子をいただいてから、札を引いて、『月』のひとは東(とう)でお濃茶を点てます。、『花』のひとは半東で、お薄を点てます。『一』のひとはお香、『二』の人は花を生け、『三』の人はお炭をそれぞれ順番にこなしていくのです。
だ・か・ら・ひとりひとりがそれぞれのお手前やらお点前をちゃんとこなしていないとスムーズにいかないので^^^す。(^▽^;)
私は初めは『二』を引いたので、床の間に花を生けました。次は『月』をひいたので、「東」をしました。
足の運びなど、決めごとがたくさんありますが、みんながそれぞれ憶えると、きれいに、スムーズにいきます。
これも修行ですが、お菓子も食べれて、お茶もいただきて、お花も愛でて、香をかいで・・・・・と楽しい修行ではありませんか。
お香は、はい!気持ちが安らぎます。今日は『白檀』のよい香りがしました。お香は大成功でした。
ちょっと足はしびれますが、なんの、なんの、今は冬なので夏のしびれ方に比べれば大したこともありません。ヾ( ´ー`)
強がっていますが、今日は4時間も座ったので、あす、あさっては正座はちょっとしないでおこう~~なんて思っています。
正座はしても、足は太くなったりしませんよ。是、本当です。
今日のお軸は利休さんの旅姿の画賛で、
人生七十
力い希咄
吾這宝剣
祖仏共殺
と書かれてありました。
辞世ですが、これは前半で後半につながるのだそうです。
意味はこれまた、とても深いです。
戒めともとれるし、
旅を愛されたと聞いています。
自分を磨くためには、人生常に旅なり、でしょうか。