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「あえて言います!
頑張る必要はありません!

 


 


と、松山地裁での初公判で

裁判長が言葉をかけた。

母親を殺めてしまった次女に
対して、かけた言葉。

 

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この事件は

高齢者としてのふるまいや

介助する側の気持ちなど

考えさせられることが

私には、たくさんあった。

被告は3人姉妹で
シンママに育てられた。

介護福祉士やケアマネの資格を
取得して

病院や介護施設を運営する
団体で働き、

一度実家にもどって
母親と2人で暮らしていた。


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職場の配置変えで
不安な気持ちが
おさまらなくなって
休職をした。

直後に母が自宅で転倒し
右肩を骨折したことで
食事、着替え、入浴などの
介助まで一手に担った。



母の会話の声が大きくなったり
一方的に話したり、どなったり
無銭飲食までするようになった。

1か月後に、職場復帰するも、
母親の緊急搬送の電話で
職場から直行したが異常なし。

次女は
「仕事があるから
いい加減にして!

と、言うと

母親は
「だれの手助けなく1人で
生きていける。
ここから出ていけ!

と。

その後、ベッドに倒して
母の顔あたりを
両手でおさえつけたら
しばらくして動かくなった。


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その時の次女の心境は、

「いらいらしていた。
黙って静かにしてもらいたかった。」

「もし、黙っていたら何を
したかったですか?」
と、弁護人から聞かれると

「話し合いを
したかったのかもしれない。」
と。



判決は
懲役3年執行猶予5年。

判決を、言い渡した後
裁判長は被告に
静かに語りかけた。
 

「責任感が強いところは
そしられるのではない。

ただ、行き過ぎると
悲しいことに
つながってしまう。

あなたは放っておいても
頑張る人。

あえて言います。
頑張る必要はありません。」



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一方的に話をして
人の話を聴かずに
怒鳴り散らす。

 

もちろん

年齢も原因のひとつかも

しれない。

そして
1人で母親の介助を

してくれている
子どもにむかって

「出ていけ!
と、言ってしまうのは

母親は、一人で子ども3人を
育てあげたプライドが
あったのかもしれない。

ただ、その言い方で
子どもの心は深く傷つく。ショボーンガーン



本当は大丈夫じゃないのに
自分を置いて出て行ったら、


娘は罪悪感で苦しむことを

無意識的に分かっての

言葉だったのかな!?

このあたりが微妙に
母親の巧妙な心理なんだと思う。ガーンタラー

 

ヤングケアラー問題では

子どもはあえて

親に対する罪悪感を捨てて

自分の人生を生きてほしい

と言う意見もある。

もし、次女が

他の姉妹をたよったり
母親と別居していたら

なんて、考えてしまった。

親は血のつながった
他人だからこそ

私は
自分の人生を
大切にしていきたいてへぺろ飛び出すハート

 

 



うぷぷベルしあわせベル

 

 

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