前回のブログからの続きです。

 

一時期、生じた不眠症ですが、なんとか睡眠薬なしで眠れるようになり、たまに(数か月に1回)、ルネスタを頓服するだけで済んでいました。

 

それから1年半は、そんな状態が続いて、家庭での日常生活や仕事も平常どおりに行うことができていました。

 

ところが、昨年から、再度、睡眠薬を用いなければ眠れない不眠症が続くこととなったのです。

 

きっかけは、重いプレッシャーのかかる仕事の日が控えていたり、家族関係できついことを言ってしまったり、強いストレスがかったことです。

その日は、自分でも、自律神経が大きく乱れているなということを感じていて、晩には、脳が興奮していて眠れないだろうという予感めいたものはありました。

 

こんな日は、一日だけでも、睡眠薬で眠れるようにして、次の日から自然に眠れるリズムを取り戻そうと、ルネスタ0.5mgを頓用して眠りました。

この一年半は、こういったことで、乗り切ってきたのです。

 

前回までのブログでも書きましたが、僕は、睡眠薬(ルネスタ)を飲んで眠れるものの、翌日の日中ずっと、不快な身体や脳の症状(胃が重い、頭がすごく重い、肩がこる、視覚の焦点が合わない、認知機能が低下しているなど。)が残ってしまいます。

その不快感は辛いのですが、一日でも不眠は避けたいという思いから、ついつい、睡眠薬に手を出していました。

 

当然、その日の晩も、翌日、不快な症状は残るだろうという意識はありましたが、その次の日の晩は、自然に眠れるよという過信もあって、安易に、睡眠薬に頼りました。

 

しかし、僕は、その翌日の晩も自然に眠りにつくことができませんでした。

そして、次の日の晩もルネスタを飲み、リズムは狂っていくこととなりました。

ルネスタを連用することで、日中に辛い症状が続き、かなり体力が削がれ、仕事や日常の活動に大きな支障が出てくることになったからです。

 

重いプレッシャーのかかる仕事も迫ってくる中、ルネスタを連用して、辛い体調が高じていくこととなったことで、焦燥感もあり、不安も更に強くなり、一層、眠れない精神状況に陥りました。
 

そのため、日中、ヘロヘロな状態になっていた僕は、A心療内科の予約を取り、久しぶりに駆け込むこととなりました。

 

A医師は、僕の説明を受けて、「デエビゴというオレキシン受容体に作用する薬とハルシオンという超短時間型の薬を処方するから、どちらかずつ試して、合う方を使ってみて。」と言いました。

 

A医師も僕が少ない用量のルネスタで眠り、しんどい日中の症状が出ていることは理解していました。

そこで処方されたのは、デエビゴ2.5mgとハルシオン0.125mgという少量処方です。

どちらかを頓服して、合う方を使うようにしようという意図でした。

 

僕は、これらの薬の効果にすがるような思いだったのですが、結局、ここからが睡眠薬の変薬と副作用の繰り返しの始まりだったのです。