※30代の頃椎間板ヘルニアありと診断された過去ありの47歳。

職業ネットショップ運営。座り仕事。趣味書道。

夫、子(成人、高2)持ちのヘルニア記です。

 

 

2019/10/1

部屋の掃除中、両手で猫のトイレの砂 (2kg) を抱えた状態で右足を踏み外す。

 

倒れないように変に踏ん張ってしまい、右ひざと右股関節に閃光のような激痛が走る。一瞬叫び声をあげるも、少し耐えたら痛みが引いたため、気にせずその後は普段通りに生活。

 

 

次の日

昨夜の事など全く忘れて、床に寝転がってくつろいでいたところ、突然、右足がくの字の状態から1mmも動かなくなる。

自力では起き上がる事ができず、背後から夫に抱えて引き上げてもらい、足はくの字のまま近所の整形外科へ。

 

診察では、ひざに異常はないが、踏み外した時の衝撃は多分足よりも腰(元々椎間板ヘルニアあり)の方にきていると言われる。しかし、腰には痛みも違和感も全くなため半信半疑。リハビリをしてもらったら嘘のように歩けるようになり帰宅。

 

 

転倒からから2日後

突然腰痛が始まる。びっくり。

寝ていても起きていても痛い。どうにもならないのでこの日も整形へ行き、ロキソニンと鎮痛消炎剤を処方されるが一切効かない。

痛みはズキズキとした痛み。炎症を起こしているのか腫れて熱をもっている感じがして腹巻ゾーンが熱い。

 

この日から前屈が全くできなくなり、洗面や靴下をはいたりが出来なくなる。

家事仕事はほとんどできず、ひたすら横になって唸っているのみ。

 

 

転倒から2週間後

寝ても覚めても腰がズキズキジンジン。

ロキソニンを増やすと、気持ち楽かなぁ程度の効き目で耐えるのみ。

 

そしてなぜか右足のもも裏も痛い事に気が付く今まで一度も痛みを感じたところのない場所だったのでとても不思議に感じる。しかし、腰全体の痛みにかき消され、この頃は特別気にも留めなかった。。。

 

この先どうするのか主治医に相談すると、椎間板ヘルニアは、放っておけば3か月くらいで自然に痛みが引いていくもの保存療法と言うらしい)と言われ、自然治癒を目指すことになる。

 

この痛みのまま3か月、、、

家事仕事を含め普段通りの生活は出来ないと、半ばあきらめの境地。

 

 

転倒から4週(1か月経過)

腰の痛みが落ち着いてくる。

ロキソニンを飲めば、亀の歩みでご近所程度ならば歩けるようになる。

 

 

転倒から6週経過

腰の激痛が普段の腰痛レベルまで落ち着く

ロキソニンを飲まずとも、生活できるようになる。

 

しかし腰の痛みが治まってくると同時に、この頃から右足がスムーズに動かなくなり、歩行時 右足を引きずって歩くようになる。そして太ももの裏側の鈍痛が徐々に大きくなる。おまけに、右足中指薬指小指が痺れはじめる。

 

今までのヘルニアでの腰痛とは何かが違う?ような気がし始めると共に、保存療法に疑問を持ち始め、別の医師の意見も聞くべく、隣の市にあるMRIのある個人病院に行ってみる事にする。

 

この頃はまだタクシーと電車を使い、何とか片道40分の病院へ行くことができた。

 

 

 6週 2件目の整形外科にて再検査

 

2件目の整形外科にてMRI検査。

 

 

 

ヘルニアは2か所あり。

右足のしびれの原因は下の椎間板であるとのこと。(飛び出しが大きい方)

 

ここの医師の見解も1件目の病院と同じく、ヘルニアは保存療法が常套手段との事

3か月くらいで痛みが引くから、それまで薬とリハビリで様子を見て行こうと。

リリカという神経障害性の痛みの薬(1回25mg・朝夕)が処方される。

 

 

転倒から8週経過(2か月後)

リリカは効かず。

 

腰痛はゼロになるも、右足もも裏ともも側面の痛みがひどくなる。今まで経験した事のない種類の痛み。神経を絞られるというかぎゅっと握られるような痛み。

 

痛み方には特徴があり、一定時間立っていたり座っていると痛みが発生し一気に強くなる。しかし、寝転がって横になると痛みがすーっとひく。というパターン。

 

この頃起きあがっていられる時間は10分程度

 

リリカの量を3倍に増やし1日75mg×2回になる。が、副作用もないかわりにやはり効かず。座薬(ボルタレンサポ)を使用して起きていられる時間は30分程度。

 

この頃になると階段の上り下りが困難になり、ひとりで通院することは不可能になる。夫に仕事を休んでもらう事になる。

 

 

果たしてこの状態はあとどのくらい続くのか?

あと1か月で一般的に痛みが引くと言われている3か月になるが、本当にこの痛みは治まるのか? と、痛みに支配されている状態。ただただ恐怖。

 

このままの状態で過ごしても多分メンタルが持たない、と医師に伝えたところ、神経根ブロック注射というものを勧められ、紹介状とともに大学病院へ向かう事になる。

 

 

  翌日(転倒から2か月)

 

即紹介状と夫ともに大学病院へ。

レントゲン、再度MRIの予約を取り帰宅。検査は1週間後。

 

 

転倒から9週

大学病院にての結果は同じく椎間板ヘルニア。

飛び出た部分が大きいのと右足に麻痺が出ている事から、即手術をすすめられる。

一瞬悩むも他に選択肢がないため手術を決断。

 

子宮筋腫の手術からたった8か月。。。やりたくない。やりたくない。

がもうこれしかないのでやむおえずの選択。正直疲れ果てた。。。

 

 

10週 2019.12月初め 転倒から

実際に手術をする先生の診察を受ける。

 

一通りのヘルニアの状態の説明を受け、年明け早々、内視鏡での手術が決まる。

 

手術をしても根治はしないこと後遺症が残る可能性など、恐怖でしかない説明を一通り聞き様々な同意書にサイン。

ただひたすら恐怖。

 

この頃、痺れた右足中指~小指の感覚がなくなる

 

 

 

12週 2019、12月

2019年末。足を踏み外した日から3か月。

この1か月の間は、通院以外の外出が一切できなかった。

 

この頃、立ち上がって動ける時間はが10分~30分。

早いと5分で痛みが出て来るような状態。お風呂は10分以内の速攻で入り、食事は立ったままするか、寝ながらおにぎりを食べるか。

 

年末に便秘からトイレが少し長くなった事があった。

しかし途中で痛みが出現、志半ばでトイレから出ざろうえなくなる。

この時、ああ、もう手術するしかないんだなと心底思う。もう体と共に心がくたびれ果てた状態。