あなたの教室にあった申告の仕方、教えます


ピアノの先生のコアを創る!
さくらみきです

 

ぶっちゃけ、ピアノの先生は
「白色申告」と「青色申告」どちらがいいの?

 

※当記事は2018年2月現在の内容です

 

 

確定申告の種類……
よく、白とか青とか言いますよね

 

白とは「白色申告」
青とは「青色申告」のことです

 

今日は「ピアノの先生に向けて」
わかりやすく
違いをご説明します

 

 

 

結論から言いますと……


〇教室を始めたばかり or 生徒数が少なくこれからも増やさない
(生徒が一桁で、今後もこれをキープしたい)

 

そんなピアノの先生には

『白色申告』がお勧め


〇ピアノ教室を本格的にやっていきたい
(教室ホームページやブログを持っている・生徒数を増やしたいなど)

 

そんなピアノの先生には

『青色申告の10万控除』(のちほど説明します)がお勧めです


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詳しく見ていきましょう


まずは
白色申告と青色申告は

それぞれ
申告する用紙が違い

 

確定申告する側が
どちらで申告するのか選ぶことができます

 

収入が多くなればなるほど
青色申告の方がメリットが大きくなります

 

その分手間も増えるので

自分で見極めて選ぶことになります


最初は白色申告で出しておき
次の年度から青色に変更することも可能です
(変更する前年にあらかじめ届けが必要)


自分にとって
どちらがいいのか……

違いを書いていきますので
参考にしてみてください


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★届け出

・白色申告……必要なし

・青色申告……1年前の3月15日までに「青色申告承認申請書」を税務署に提出

 

 

★帳簿づけ

・白色申告……家計簿程度でOK

・青色申告(10万控除)……白色申告と同じ

・青色申告(65万控除)……複式簿記をつける

 

青色申告には控除額によって2種類あります

「10万控除」と「65万控除」です

どちらにするのか自分で選ぶことができます

 


★確定申告で提出する帳簿

 

・白色申告……帳簿提出なし(保存の義務あり)

・青色申告(10万控除)……白色申告と同じ

・青色申告(65万控除)……帳簿を提出

 

 

★特別控除

 

白色申告……特別控除なし(38万の基礎控除のみ)

青色申告(10万控除)……10万の特別控除あり(38万の基礎控除もあり)

青色申告(65万控除)……65万の特別控除あり(38万の基礎控除もあり)

 


「控除」は
所得から差し引ける大きな「ご褒美」です


その「ご褒美」がたくさんいただけるのが
青色申告なんです

 

青色申告特別控除には2種類あり

帳簿の提出が求められるのは
「65万控除」

 

「10万控除」のほうは
簡単な帳簿をつけておけばOK
帳簿の提出もなし!(保存の義務あり)

 

 

しかも
白色申告と青色申告10万控除は
手間が同じ!!

 

これはもう
青色申告10万控除をやるしかないですね

 

たとえ10万でも
控除できるのは大きい!

 

挑戦してみる価値はありそうです


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今日はちょっと
ややこしいお話でしたね

ざっくりまとめます


【まとめ・白と青どちらがいいのか】


★パターン1…生徒が増えるかどうかわからない・ずっと教室をやっていくかどうかわからないという場合

 

とりあえず白色で確定申告をスタート
(特別控除はもらえない・基礎控除のみ)

収入が増えてきた・来年あたり扶養を抜けるかも
というタイミングで
前年度3月15日までに

青色申告承認申請書を提出(簡易簿記を選択)

翌年から青色申告10万控除
(基礎控除と10万控除がもらえる)

 


★パターン2…これから生徒を増やしたい・ずっと教室をやっていきたい場合

開業届と青色申告承認申請書(簡易簿記を選択)を同時提出

翌年から青色申告10万控除
(基礎控除と10万控除がもらえる)

ますます生徒が増えてきた
帳簿付けもチャレンジしてみようと思う

65万控除に挑戦!

 


細かいことは
毎年やっていけば自然にわかってきます

 

少しくらい間違えても大丈夫!


ご自分の教室に合ったやり方を選び

まずはチャレンジしてみましょう!