ピアノの構造を学びに、ヤマハの工場見学に行ってきました。
当日は、ピアノ試弾をさせていただいてから、工場の中で実際の職人さんの様子、製造過程をみさせていただきました。 
沢山の職人さんの手によって、一台のピアノが生まれていくのを実際にみると、自分のピアノちゃんに更に愛着がわきます。 
ピアノは8000の部品のうち、4000がアクションに使われます。ハンマーが弦を打つまでのスピードで音色は変わります。その複雑な作業工程をみられるのは、ありがたいです。鍵盤の下には薄い紙をサイズ違いで置かれ、音に到着するまでの距離が揃うように置かれます。 

古いピアノを弾く時に、調整作業がされていなく、弾きながら打鍵の深さの違いをはかりコントロールしなくてはならないのは、このへたりなんですよね。 
調律は大事なのは皆さんご存知ですが、調整も大事で、ここでハンマーを削っていただいたり、柔らかくつついてもらったりで、出したい音へ近づけてもらいます。 
アコースティックピアノは維持も大変ですが、それ以上に音の揺れを振動で感じる楽しさがあります。 
改めてピアノの素晴らしさが学べた貴重な体験でした。  
 


工場へと続くアプローチ。 


消毒。ペダル でも可能、鍵盤でも可能♪ 



ヤマハは、オルガンの修理から始まり、オルガン製造で活躍しましたが、今では世界的に愛されるピアノメーカーに。 



掛川工場は、50周年節目の年ですね。おめでとうございます。 


リヒテルルーム。リヒテルが愛したピアノが弾けます。 


素敵なお土産は、ハンマーです。大きさが違うのは大きいハンマーは低音。小さいハンマーは高音に使われます。羊毛に巻かれている木の種類も違いますね。

工場内は、ヤマハさんのシークレットの為、大変貴重なお話も残念ながらできませんが、こちらは面白い実験なのでご紹介。 

グランドピアノ とアップライト ピアノの打鍵によりハンマーが弦を打つ様子。 

そしてもし弦を打つハンマーが羊毛以外の素材だったら?というものです。斬新で面白い企画ですね😊