ある日
支援学校のベテランの先生に
次女に関して
こう言われました



「この子は音だけでは無理だから
  文字にして」



たった2回びっくり

聴き取れなかっただけでガーン

無理と判断するショボーン

その根拠はなんでしょうか?グラサン




私はたまらなくなり言いました


「娘が付けているのは
   補聴器ではなく
   手術を伴う人工内耳です


   手術中


   何かあったらどうしようショボーン


   帰りが遅い.....


   何かあったんだガーン


 
   先生から呼ばれた.....


   何かあったに違いない!えーん



   心配がマックスになり

   気が狂いそうになります

   我が子です

   当然の心の痛みです



   こんな思いを乗り越えて
   付けた人工内耳です


   そんな簡単に判断して欲しくないプンプン




難しい手術ではない」
   とは言うものの
   
   小さな子どもに全身麻酔をし
   大きなリスクを伴う

   親にしたら大手術です







大きな苦難を親子で乗り越えて
付けた人工内耳


それを活かせる
正しい教育を受けられないなんて


こんな酷い話はないって思うんです






術後、娘から丸1日笑顔が消えて
もう一生笑ってもらえないんじゃないかと
本当に怖かったです


ある大学教授の紹介で


クロアチア発祥
“ヴェルボトナル法”と言う
言語教育学の

日本の第一人者と言われる
女性教授に
お会いする機会がありました




その教授は
手話  口話  キューサイン
を使う
当時の私
こう言われました



「よくそんな
   怖い手術(人工内耳)をさせたね

   私なら出来ない

   でも
   それをあなたはしたんでしょ?

   どうして耳を使わせず
   目を使わせてるの?」



「口を見せる為に、子供の前で話しなさい」
   って言われたんだと思うけど

   そんな事しないで

   耳の側で話しかけてごらん

   ちゃんと聴こえてるから」



思えばこれが
“cover the mouth”
だったんです



ちゃんと聴き取れないと思って
口を見せていましたが

耳の側
つまり人工内耳の側で話すと
娘は綺麗にリピートしました




*もちろん
人工内耳は万能ではなく
効果や効果のスピードに
個人差はあります