昨日は素晴らしいコンサートがありました。
昨年もいらして下さったピアニストの大背戸亜紀子先生が、今年も演奏して下さったんです。
今年は、ピアノ、ヴァイオリン、チェロのピアノトリオの演奏をして下さいました。
美しい調べに、ご入居者様はうっとりと聞きほれていました。
ピアニストの大背戸亜紀子先生は、一昨年行ったペットのためのクラウドファンディングにご寄付して下さったことがご縁で
演奏に来て下さったんです。
今年も、お忙しい中、素晴らしいご演奏をありがとうございます。
ヴァイオリニストの山崎千晶先生は
今回、ご入居者様のために
「夕焼け小焼け」などの唱歌を、ピアノ、ヴァイオリン、チェロの演奏用にアレンジして下さいました。
おかげさまでご入居者様は、親しみ深い曲を、美しい音色で聞けて大喜びでした。
山崎先生、ありがとうございました。
そして、ご入居者様が感激されていたのが、チェリストの新野由憲君です。
新野君はまだ中学１年生です。
まだあどけなさの残る少年ですが、演奏にかける情熱はひたむきそのものでした。
そのひたむきさと、深く澄んだ音色に、ご入居者様は大感激されていました。
コンサートは、新野君の独奏で幕を開けました。
バッハのチェロ組曲１番プレリュードです。
本当に素晴らしい演奏でした。
ご入居者様も息をのむようにして聞き入っていました。
大瀬戸先生のピアノと、新野君のチェロのアンサンブルです。
実は大瀬戸先生は新野君のお母さまです。
だから、まだ若いのに素晴らしい演奏ができるのですね。
納得です。
山崎先生のヴァイオリンと、新野君のチェロのアンサンブルも素敵でした。
もちろん、大背戸先生のピアノと山崎先生のヴァイオリンの合奏も素晴らしかったです。
コンサートが最高に盛り上がったのが、「夕焼け小焼け」の演奏の時です。
山崎先生がアレンジして下さった曲ですね。
ピアノとヴァイオリンに合わせて、チェロが歌ったんです。
それは誰の実耳にも、チェロが「夕焼け小焼け」を歌っているのがはっきり聞こえるものでした。
だから、ご入居者様も一緒に歌い始め、大合唱となったんです。
まさに鳥肌が立った瞬間でした。
ご入居様皆様、涙を浮かべて、大きな声で歌っていました。
施設長も涙を浮かべていました。
後で施設長に聞いたら
「子供がいる介護職員で、あの場面を見て泣かない者はいない」
ということでした。
その通りだと思います。
心から感動した素晴らしいコンサートでした。
大背戸先生、山崎先生、新野君、ありがとうございました。