もしもあなたがいつも私のそばにいて

会いたい時はいつでも会えて

話したいことをいつも話せるならば

私はいつも幸せになると思っていた

つい最近まで思っていた

私はあなたに何を差し出せるのだろう

などという発想は何もなく

ただあなたに話を聞いて欲しかった

それが私の世界だった

 

もしもあなたがいつも

私を対等に扱ってくれたら

きっと私は幸せになると思っていた

つい昨日まで思っていた

 

気がついたのは

あなたはいつも自由で

私はいつも欲しがっていただけだったということ

 

あなたはいつも自由

私があなたの行動を決めることできない

私は気がついていなかった

あなたをいつもコントロールしようとしていたことを

 

私ができていなかったことを

私はあなたに求めるばかりだった

 

私が求めているものは

私が自分にすればいい

そして 好きになったあなたに差し出せたら それでいい

ただそれだけのことだった

 

いつかあなたに出会うために

ようやくここまで歩いて来れた