たとえ私があなたを好きで

どんなにあなたを思っても

その世界は変えられないし

変えようと思えた若い頃のなんと

狭かった私の世界よ

 

たとえ今日どんなに心を尽くして

あなたとの時間を大切に過ごそうとしても

その想いが伝わっているかどうかなんて

確かめようもないこと

 

何かをまだ求めている私のなんて幼い部分よ

 

今日は悲しく

あなたの言葉が刺さっている

なんとはないことなのに

 

私もこうやって最近までは

言葉の出るままに目の前の誰かにぶつけて

その人の目が悲しくなるのも気づかずに

ひとりよがりに自分の心をはらしていたんだろう

 

なんて悲しい時間だったのだろう

 

今日のあなたは過去の私

あの頃を写す鏡みたいに

私は少し心を固めて

誰かのことも思い出せたのだから

もう今日のこの気持ちは終わりにしよう