少し暗くした部屋の中。
スクリーンを見つめるキミの横顔。
高い鼻がくっきりと見えて。
本当にキレイだね。
ときおり笑みをこぼしながら。
画面に夢中なキミ。
僕は。
画面を見るのも忘れて。
キミの横顔に見とれてしまうよ。
キミとの会話を思い出す。
ちょこちょこ飛び出す、キーワード。
ひとつひとつ、違う言葉だけど。
アタシには、意味のある言葉たち。
さらっと言うから。
あとで思い出して、ハッとする。
うん、そうだよね、と思い返して。
ふふっと笑いそうになる。
キミからもらった言葉は、タカラモノ。
キラキラと輝くタカラモノ。
アタシの心は、キラキラで満たされる。
見つけた瞬間。
思わず、にんまり。
たくさんある中から選んでくれたことに。
驚きと喜びをかみしめる。
してやったのか。
してやられたのか。
今年の終わりに。
とっておきのプレゼント。
ありがとう。
そこは、キミの顔がよく見える場所でした。
一生懸命話すキミの。
眠そうなキミの。
笑っちゃうキミの。
いろんな顔が見えました。
目が離せなくて。
だけど、あんまり見えすぎて。
目があっちゃいそうな気がして。
ついつい、隠れてしまったり。
窓の外に目をやったり。
そうして過ごす、至福の時でした。
ずっとキミを眺めてられる、贅沢な場所。
これこそ、醍醐味だなぁ。