いつもの美容室。
イスに座って、少しの間目を閉じる。

ざわつく店内に、キミに似た声を聞いた気がして。
振り向けないまま、鏡越しに眺める。
…いるはずないのにね 笑。
そう思いながら、耳だけはその声を探してる。

ふいに流れてきたのは。
「One more time,One more chance」
タイムリーすぎて、笑っちゃった。

「いつでもさがしているよ、どっかにキミの姿を…」
声にならない声でつぶやいて。
また少し、目を閉じる。

キミの声が聞きたいな…。