この橋の上で..51 | 櫻ふぶきのつぶやき

櫻ふぶきのつぶやき

ペースがばらばらのお話ブログです
嵐さんのLOVEを
お名前をお借りして書いています

ふぶきです。

タイトルですが。

今まで話数(番号)が

①・・・㊿

だったのですが。

なぜか51から

まる○で囲えなくなったので

むき出しの51~

になります

 

 

宝石緑宝石緑宝石緑

「判ってるんだろ?

はぐらかさないで聞いてほしい」

 

「うん・・・・」

 

ベンチソファに座っていたしょーちゃんが

 

ベンチソファに凭れるように

床のホットカーペットの上に

座っていたオレの横へ座りなおした

 

手に持っていたビールの缶を

ローテブルにおいて

 

話し始めた

 

「雅紀?」

 

「うん?」

 

「今日・・・斗真と

なんの話してたの?」

 

「えっ?」

 

「俺は・・・そんな二人を見ただけで

醜い自分が出てきた」

 

「醜い?」

 

「斗真は

雅紀を恋愛の相手として

観ている」

 

「どういう・・・?」

 

「昔から

斗真の恋愛対象は

男だった」

 

「・・・オレを名前で呼んで

大将も自分を名前で呼んでくれって・・

いや・・さん付けだけど

それから・・

飲みにも誘われた」

 

「あいつ・・・」

 

しょーちゃんはビールを

ごくりと一口飲んだ

 

「しょーちゃん?」

 

「この・・・どうにもならない黒い感情は

嫉妬だ」

 

「しょーちゃん・・・」

 

「雅紀を

ほかの誰にも取られたくない」

 

オレを真剣な目で見る

刺さりそうなくらいの視線

 

「でもオレは男だ・・・(よ?)」

 

そう言うオレの言葉は

食い気味に遮られた

 

「雅紀に聞きたい

雅紀は何かを好きになるとき

理由があるか?

例えば写真

例えば豊洲大橋

例えば・・・」

 

「・・・・・・・・」

 

「俺は

目の前にいる雅紀が

雅紀だから好きになった

好きになるのに

理由はない

理屈じゃねぇんだ

感覚だ

同性を・・・

好きになっちゃいけねぇか?」

 

オレも

ビールを一口飲んだ

 

「ぬるくなっちゃったね・・」

 

「味なんて分かんねぇな」

 

「しょーちゃん・・」

 

From・・・Masaki

 

 

乙女のトキメキ乙女のトキメキ乙女のトキメキ

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ありがとうございますニコニコ