Sugar・・・5 | 櫻ふぶきのつぶやき

櫻ふぶきのつぶやき

ペースがばらばらのお話ブログです
嵐さんのLOVEを
お名前をお借りして書いています

BL要素を含んだ表現がございますので

そぐわない方は

お読みになりません様・・。

お願いいたします

さゆき宝石白さゆき

最近はあまりやっていないらしい

相葉さんちのゲームをする

「ビールもらうね~」

 

外が暗くなり始めて

カーテンを閉めた

 

「一体・・どんだけ・・?

あの人は・・。」

 

家のカーテンにも沁みついている

甘い香り・・・。

 

「いくらなんでも・・。

腹減ったな・・。」

 

何時間過ぎただろうか・・。

 

「ニノ・・・?」

 

か細い声がした。

 

「うん?」

 

「居てくれたんだ・・。」

 

「居ましたよ。

一人でおいとけないもん

きっと一人にしたら

また

あの人のとこ行っちゃうでしょ?」

 

「ニノ・・・会いたいよ・・。

しょーちゃんに会いたい・・。」

 

この人は・・。

きっと仕事以外の時間は

こうして翔さんを思って

翔さんに捧げているんだ

 

ふらふらと立ちあがって

リビングへ行く・・。

そして俺が渡した

媚薬の小瓶の蓋を開ける・・

 

「ない・・・ニノ・・・出てこない・・。」

 

数滴残っていた中身は俺が処分した

 

「ニノ・・・ニノ・・・ねぇ?もういっこない?

この薬・・・もう1本・・・」

 

泣きながら俺に懇願する

相葉さん・・・。

 

もう・・・限界だった。

 

「俺が会わせてやるよ」

 

「えっ・・・?ホントに?」

 

「ああ。会わせてやる

だからね?

もう一回ベッドに戻って

少し眠って

そしたらまーくん

翔さんのところに行けるから」

 

「ホントに・・?」

 

「ああホント。

俺を誰だと思ってんの?」

 

「そうだね・・ニノ・・・ありがとう

ごめんね・・・」

 

 

 

純粋なまーくんが

溺れないわけがない

 

知ってしまった

愛しい人のぬくもりを

逞しさを

・・・忘れられるわけがない

 

毎回・・これが最後

って思いながら続けてしまったんだ

 

「ごめん・・・謝るのは

俺だ・・。」

 

なんでもっと早く気づかなかった?

 

 

 

まーくんは本当に眠った

俺が眠らせた。

涙の痕・・・そしてほほえみながら

 

 

 

まだ・・・仕事中かな

翔さんにLINEした。

 

『今夜空いてます?』

 

すぐに既読になり

すぐに返事がきた

 

『空いてるっちゃ空いてる

なに?』

 

『話があるんだけど』

 

すると電話が来た。

 

『珍しいね。

丁度終わったから

飯でも食う?』

 

「相葉さん家に

来れる?」

 

『あ・・・・イイね。

行く行く

30分位かな?何か必要?』

 

「コンビニ飯でも何でもいいから腹にたまるもの

買ってきて」

 

『酒は?足りてる?』

 

「泊まる気?」

 

『仕事、みんな昼以降だろ?』

 

「ビールと・・・ワインがあるし

俺もう飲んでるから、

翔さん足りないものでいいよ」

 

『分かった』

 

「相葉さん出来上がり始めたからさ、

早くね~」

 

『もう?』

 

そうだよ・・・あなたを思って

 

「うん。早くね~」

 

15分くらい過ぎたか・・。

俺はスプーンの上に

バニラエッセンスを数滴たらした

角砂糖をおいて

下から

ライターであぶった。

 

砂糖が溶ける・・・

プツプツと泡が立って

甘い香りが漂う・・・

 

From・・・Kazunari