Sync・・・6 | 櫻ふぶきのつぶやき

櫻ふぶきのつぶやき

ペースがばらばらのお話ブログです
嵐さんのLOVEを
お名前をお借りして書いています

このお話はフィクションです

大学名も

銀行名も

架空です

 

**フォロワー・アメンバー

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宝石赤宝石赤宝石赤

17・・・8年前か・・。

 

名刺を交換し

話し始めても

俺だと気づかない雅彦

 

左手の薬指に鈍く光る指輪

 

何の表彰なのだか

棚の上には

トロフィーや

盾の類

 

それに交じって家族写真らしきものも

 

その家族写真の中には

親父と

おばさん

雅彦と雅紀

犬が写ったものも・・。

 

「ご家族ですか?」

 

「ええ」

 

「お子さんは・・?」

 

「長男が間もなく10歳

長女が来年小学生になります

 

櫻井さんは?」

 

「私は・・・。

やりたいことが多すぎて

まだ独身です

でも考えてはいるんですよ」

 

「そうでしょう、櫻井さんはいわゆる

2枚目・・・っていうんでしょうか

世の女性はほおってはおかないでしょう?」

 

「そんなことは。

いつもうまくいかなくて

なかなか」

 

「ご謙遜を」

 

「実は櫻井課長・・。」

 

「知念?余計なこと・・」

 

「知念さん

伺いたいです」

 

「昔お付き合いしていた女性を

事故で亡くしてから

誰とも

お付き合いしていないんです」

 

「・・・そうでしたか・・。

不謹慎かもしれませんが、

ロマンチックですね」

 

 

「いえ・・

もう、過ぎたことですから・・。

 

こちらの御写真は?」

 

「両親と

昔飼っていた犬ですね」

 

「弟さん・・・。

御兄弟はお一人?」

 

「ええ。弟と二人兄弟です。

弟とは年が離れていましてね・・

母親は溺愛していましたね

そんな弟は、

自分は経営には向いて居ないと・・・

グループとは別の

大学病院で

医師をしています」

 

「お医者様ですか!

すごいですね」

 

同行の部下知念が

感嘆の声をあげた。

 

「いやいや。私は

相葉さんのほうがすごいと思いますよ」

 

「おっ?うれしいこと言ってくれますね

理由をうかがっても?」

 

「責任が違う

確かに医師も人の命と

言うことで責任があると思うけれど

相葉グループの次期総帥

しょってる従業員の数も

桁違いだ

そうですよね?総帥」

 

「うれしいですね

そんな風にいていただけるなんて

確かに父からの

引継ぎといえばそれまでですが

責任は大きくて。

決定したことで

眠れないほど悩んだこともありますよ」

 

「グループ全体で

動いているお金も

都の予算並みだ。

わかるか?知念」

 

「はい!」

 

 

「ご両親は・・?

ご健在で?」

 

「元気ですねぇ。

父は仕事からはほぼ引退状態ですので

母親と夫婦二人で

温泉旅行などに行っているようです

櫻井さんは?ご家族・・。」

 

「兄と弟・・・

兄は所帯をもって

元気でやっているようです

弟は・・・一応社会人です。

母は10歳の時に亡くしましたので・・」

 

「ああ、申し訳ないです

思い出させてしまいましたか・・」

 

「いえ、大丈夫です・・・」

 

「あなたみたいな銀行マンは初めてだ。

個人的にもお付き合いしたいくらいですよ」

 

「ぜひ!」

 

「うちの顧問も三友銀行さんなら

ということで・・。

融資、お任せしましょうか」

 

「ありがとうございます

次回は顧問の先生にも同席をお願します

やはりとことん

ご納得の上でお願します」

 

「ますますいいですね」

 

「では、次回は書類を持ってまいりますので」

 

「はい、今回はいいお話をいただきまして

ありがとうございます」

 

俺は・・・。

会社での成績と

相葉の経済を握ることに成功した。

 

さて・・・これからだ

 

 

「さすがですね、課長。

もっと出世してもいいと思いますよ

あの相葉グループの

総帥から直接契約だなんて」

 

「そうか?

ありがとう

お前もがんばったと思うよ

上にはそう説明しておくから」

 

 

 

「知念、たまには

残業なしで帰ろう」

 

「はい」

 

 

From・・・Sho

 

乙女のトキメキ  乙女のトキメキ  乙女のトキメキ

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では次の

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まさかの

展開です

 

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ありがとうございますラブラブ