再婚してから、強迫性障害が急激に
悪化するまでの16年間、強迫性障害を
隠しながらも、すでに病いを患っていた夫は
お薬(毎日/SSRI【セロトニン再取り込み阻害薬
たまに/デパス)で抑えていたとはいえ
おかしなところはたくさんあった。









真夜中0:00、まだパカパカ開いたり
閉じたりする携帯電話だった頃
当時はまだ、iモードだったが
インターネットがどこかに繋がりっぱなしに
なってないか?
料金が勝手に発生しないか?
携帯の中身を確認させられることがあった。
着信と発信履歴のチェックも
させられた。
夫は履歴を何度も何度も穴が空くほど
長い時間見て覚えたら、消去する
癖があった。
誤操作により、母につながった失敗が
あるからだと推測する。
繋がっていることに気付かず
毒親である母に、こちらの会話を
聞かれて、トラブルになったらしい。
そのトラウマのようにも見えた。
はたまた、浮気していた頃の名残りか?
まぁ、浮気の名残りにしては
執着の仕方が明らかにおかしかったし
私に隠そうとする、もしくは
怪しくないことを証明しようとする行為には
見えなかった。


なにが気になるのか?
どうしたいのか?
私にはさっぱり分からなかったが
変なことをさせられることに
私はいい意味でも悪い意味でも
慣れさせられすぎていた。
というぐらいには頻繁に症状はあったと
いうことだ。


携帯チェックが始まると、ネットに
つながってないか? 履歴は義母と私だけか?
私が見る→言う→見る→言うが続いた。
何度も何度も…
せっかちな私は、20回目あたりで
嫌になるのだが、そのせっかちな私を
遥かに上回る夫のしつこさに
私のせっかちは勝てた試しがなかった。
「ないものはない!信じて!」と言っても
夫は負けなかった。
自分が納得するまで、とにかく寝させて
もらえなかった。
そして、基本、争いごとを好まない
私の性格が災いして、夫の訳の分からない
不安の代行確認は、気が済むまで行われた。
私は信用されてないのか?と
いつも落ち込んだが、これは強迫性障害
という病気によるものだったと、今なら
分かる。



他には、家族旅行に出かける時
前日から電気ポットは中身を捨てて
線を抜く。
セコムのセキュリティをかける。
保険証は6人分持っていく。
薬に至っては、風邪薬、胃痛薬
下痢止めなどなど、何ヶ月分?って
ぐらいの数を用意させられ
着替えに至っては1泊だったとしても
夫の下着(パンツ、シャツ、靴下)だけでも
5セットは用意させられた。
しかも夫は、何度も何度も、すべての
段取りや持ち物を言い続ける。
こちらは、ストレス波が出すぎて
なにも頭に入らない。
というか、もうどうでもいいや!
と思えてくる。



荷物でいえば、ただでさえ、子どもたち
4人分の着替えでバッグはパンパンに
なる上、夫の大量の着替えで、いつも
大量だった。
できるだけ身軽に出かけたい私は
自分の着替えは1セットにセーブした。
なぜなら、夫は荷物を持たない。
私が荷物を持たなければならないからだ。
理由は腰痛らしい。
でかい身体をしていても、何の役にも
立たない。
ここはただの愚痴だチュー









そして当日、車に乗って出かけるやいなや
いちばん近いインターまで5分強だが
その間はずっと家の火の元や戸締りや
持ち物の確認に付き合わされ…
子どもたちの旅行への高ぶるテンションは
インターまでにクールダウンしてしまって
大人しくなってしまうのが常だった。
自分の過剰な確認のせいでシラケたとは
露知らず、子どもたちとは裏腹に
夫は安心感に満たされ、楽しそうだったガーン


夫「よし、バッチリやな! みんな
                           楽しんでいこうな!」
子どもたち「シーン…」



震災に対する備えも大変だった。
6人で1週間分のミネラルウォーター30本
カップ麺、缶詰め、乾パンなどなど
定期的に数はちゃんとあるか? 
賞味期限は切れてないか?
確認をさせられた。
一つ一つ手に取って見るのが面倒で
賞味期限や数を書いた紙を見て
私は答えるようになった。
これを言い始めたら、何十分も続くので
夫が非常食や災害用バッグの存在を
ふいに思い出さないことを日々祈っていた。
が、ふいはしょっちゅう訪れたあせる










他には…
ガレージの車の窓が空いてないか?
トイレの窓を開けさせられて
閉めた後は、ちゃんと閉まってるか?
サンデッキにたためる電動テント
(日除け)があり、風が強い日や
雪が降りそうな日はちゃんとたたんだか?
また、電動スイッチは停止位置に戻したか?
(なんでも、スイッチが閉める場所のままだと
微量の電気代が発生するとか)
とにかく、すべてにおいて、長い確認が
行われた。
今思えば、長いといっても、当時のは
全然可愛いものだったが…




ちなみに、これらの確認はすべて
私が嫁いでくるまでに夫が失敗したこと
ばかりだった。
車の窓を開けっぱで、朝、猫が入っていたり
トイレの窓を開けっぱで、帰宅したら
雨が降り込んでいたり
雪の日にテントの雪の重みでテントが壊れて
しまったり…



自分のミスだ。
その失敗が忘れられないのは分かるが
それなら、自分でやればいい。
私にやらせるより納得するはずだ。
しかし、夫はあらゆる確認はすべて
私にやらせていた。
完全に嫌がらせだと思った。



また、普段外出するのも、夫が先で
帰宅は私が先だった。
私の外出と帰宅予定時間を必ず確認してきて
その時間に合わせて、夫は出かけたり
帰宅したりしていた。
それも私には謎しかなかったが
ただの夫の怠慢だと思っていた。
しかし、1度だけ、夫がぽつりと
言ったことがある。
戸締りや火の元を自分で確認すると
時間がかかるからやりたくない。
この時は、変わった人だし、ひたすら
私の手を煩わらせる、ただただ厄介な人だと
思っていた。





他には…
子どもたちに対しても多々あった。
遠い学校に通わせていたので
(それも娘たちに変な虫がつかないように
送り迎えするつもりで、遠くに家を建てたとかあせる)
私が嫁いでからは、私が送り迎えを
していたが、たまに夫が同行した時
子どもが学校の敷地外で待っていたり
すると、危ないじゃないか! 
今度からちゃんと中で待ってろ!と
叱られていた。

まぁ、これに関しては、自分の
誘拐未遂事件の影響に違いない。





LINEアプリが流行り始めた頃
犯罪に巻き込まれたらいけないからと
子どもたちには高校を卒業するまでスマホは
与えなかった。


学校近くの塾に通うために、子どもたちは
自転車を欲しがったが、車に轢かれるかも
しれないし、逆に人を轢いてしまうかも
しれないから、絶対にダメだと言われていた。
結局、私が子どもたちに泣きつかれ
iPod touch、携帯電話、自転車
すべて夫に内緒で4人分買い与えた。


ちなみに…
大学生になった今なお、自転車は
禁止されているガーン
そんなアホな汗









また、友達の家に泊まりに行ったり
泊まりに来たり、友達とお祭りに行くことも
禁じられていた。
その代わり、家族でよくお祭りには
行ったが、さすがに中学生にもなると
「恥ずかしい」と嫌がる子どもたちを
夫は無理やりに連れていった。



夫が強迫性障害であることを知っていた
私は、半ばその影響だろうとあきらめが
ついたが、子どもたちは、お父さんは
おかしい! 厳しすぎて嫌だと
反発は日増しに強くなる一方だった。



私にも制限がいっぱいあった。
友達と電話をしたり、会ったり
実家に長居することは禁じられていた。
精神的DVだとずっと思ってきたが
逆に言えば、精神的DVをやるような男は
強迫性障害のような脳の病気が
あるんじゃないか?と、今は思っている。
(あくまで私見です)









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