8.10 5年と122日目

早朝からガンジス河の沐浴風景を見学。

今朝は川の流れが速く、ボートが出せないということで、岸から見学です。

沐浴を一緒にしようかとも思って来ましたが、

ガンジス河にいろいろと流れているというのも聞き、

教徒さんたちの神聖なる場所に勝手に入っていくのもなと思い、

ちょこっと指先だけつけさせてもらいました。

水は冷たくもぬるくもない温度でした。

教徒さんたちはずぶぬれになって楽しそうに帰って行きました。

沐浴待ちの方の列がどのくらいかわからないけど、長蛇の列になっていて、

恐らく最後の人までいくには夕方くらいになるんじゃないかということ。

この暑い中、パワーが違いますね。

沐浴見学後、火葬場を見学してきました。

もちろん写真はNGです。

普通に土の上に木が積み上げられていて、すでにけむりがもくもくしていたところがあったのですが、

そのもくもくしている中にご遺体があったようでした。

そんなオープンな火葬の仕方なんですね。

火葬が終わったら、灰と骨を河に流すそうです。

・・・・・・。

ガンジス河にお別れを告げ、

バラナシ市街を観光します。

①バラナシヒンドゥー大学
初日空港に迎えに来てくれた方の出身大学。
かなりの名門大学のようです。
日本からの留学生も多いみたいで、
東大、京大、阪大とか一流大学からの留学生が結構きてるみたいですね。
扇形の敷地でインド美術館とかもあるみたいです。

②ドゥルガー寺院
ヒンドゥー教の巡礼地のようです。
池みたいなところに建ってる赤色の建物。
ガイドさんもヒンドゥー教徒みたいで、車に乗りながら巡礼地を見つけると
必ずお祈りをしています。ぼくにはそういう習慣がないなぁ。
宗教はあまり意識はしないけど、そんな習慣は素敵だなと思います。

③バーラトマーター寺院
寺院といういうのは名ばかりでした。
地図がおいてあります。
インドとその周辺の地図が立体的にかいてあって、それを見るとヒマラヤ山脈のそびえたつ感じがわかります。
絶壁ですね。
そのせいか、インドは平地ばかりに見えますね。

さてさて、バラナシでの観光は終わり、アグラまでの寝台列車移動までの時間はフリー。

どこか散策するのもよかったのですが、ちょっとホテルで休憩。

昼寝も挟み、チェックアウトまでのんびり。

午後、電車の出発までの時間、ガイドさんがシルク工場につれていってくれました。

工場と言われて、どんな工程で作ってるのか見れるんだなとわくわくしながらいくと嫌な予感。

ちょこっとした作業場を見て、室内へ。

飲み物サービスでもらったら、あとはひたすら商品が並べられます。

これはいくらで、あれはいくらで、こんなのもあって・・・・

さぁ、いくらで買う?

と。

これはただのお店ですね。

まったく物欲のないぼくたちはただただ微妙な空気感の中過ごし、

トルコでの二の舞にならないように、「いらない」とがんばって答えました。

トルコではまんまと買わされましたから。

3万5千円の玄関マットを買って、学習しましたから(笑)

無事に脱出して電車の出発を待ちます。

駅のホームには牛も犬も自然といました。

電車に乗るのかな?

なんでホームにいるんだろう?と思いますが、

インド人は何ら疑問も抱かない様子。

インドは何でもありだから。と。

電車は出発時刻には来ないし、別の到着電車には停車前から走って乗りこんでいる人もいるし、

確かにいい子にしているとバカを見ますね。

そんなお国です。

寝台列車は危険といううわさでしたが、

うまく4人ボックス席に日本人4人になり、安心して寝られます。

その方たちと本当は一緒にまわる予定だったみたいですが、

ぼくたちよりも帰国が1日延ばしたようで、そのため2人2人に別れ、

それぞれにガイドがつくことになったみたいです。

ラッキーです。

お互いに情報交換すると、

今日の観光から電車までの間、相手はアーユルベーダをしてきたみたいですね。

リッチな方たちだ!

ぼくらのガイドが勧める場所は油がいいからとかいって、やたらと高いから行きたくないです。

雰囲気を味わいたいので、安くてもいいのですが、

安いところはどんな油を使ってるかわからないからアレルギーとかどうのこうのっていうことでぼくが勧めるところは責任をもてるということ。

そうなのかもしれないけど、そんなこと言われると、どこの油も怖くなります。

だったらむしろ日本でやりたいですね。

今回は遠慮しておくことにします。

もうひとつ情報交換したのは、チップについて。

ぼくたちのガイドはチップをぼくにもくれといっていたのに対して、

同じ会社なのに、相手のガイドさんは自分にはいらないと言っていたそうな。

インドはチップ社会らしいけど、こうなると困ります・・・・。

チップのおかげでお金が減っています・・・・。

話は戻って寝台列車の乗り心地はわりとよかったです。

途中赤ちゃんが泣いていたらしいけど、ぼくは起きることはないので、

かなり快適に過ごしました。

そんなこんなで5年目の結婚記念日は幕を閉じました。

風呂なし、ディナーはバナナメインの弁当というしょぼい日になりました。

ま、インドっぽいと言えますか。



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