私がしている一つのボランティアの会の話真顔


今年度の改選で、私に厳しく指導し私を本部役員にまで押し上げたDさんが、会長理事長の判断で突然もう一人の男性と共に副会長の役を解任されることになりました。
お二人の年齢が一番年上だったというものの、あまりの突然のことで本人だけでなく周囲もかなりざわつきました。

会議ではなんの相談もなく「辞めてください」の通達に、もちろん二人共反発されましたし納得はいかず、結局本部の仕事は降りてもらって、支部の役職だけ残すことでまとまりそうです。
心配して連絡を取ると、Dさんは「人間不信になった」とかなりの傷心で、掛ける言葉も見つかりませんガーン

一方で、内心笑いが止まらないのは、本部役員に推薦してもらえなかった恨みを持っているBさん。
役職では上なのに下の私が本部役員になったことで、ずっとDさんに嫌悪感を抱き、何かと反発していますが、Bさんは自分の怠慢と信用のなさがその理由だとは思っていないのです。

たまたまBさんとゆっくり話をする機会があったのですが、相変わらず「ボランティアなんだから、できるときだけ楽しくやれたらいいのよ~、みんな楽しくしてもらいたいじゃない〜」と仰っていたので、私はついDさんの真剣な取り組み方との差にスマッシュを打ちたくなってしまい、こう言いました。

「確かにね。でも、それならボランティアの範囲でいい、ただの委員でいいんじゃありません?役員にならなきゃいいし、望まなきゃいいんじゃありません?それだったら楽しくしようが適当にしようが許されますけど?」

Bさん、言葉な詰まりながらも「…うっ、わ、わたしはやることはやってるけど、部下にってことよ…、だって厳しくしてDさんみたいに嫌われてもね…」

なんだか、Dさんの爪の垢でも煎じて飲んだらいいのにと思えて、いつもは言わないもう一言をついムッときて言いました。

「今、Dさんと同じ立場の副会長になられて、その言葉を言いますか?執行部って会の存続や運営体制の規律を整える役割じゃないんですか?
楽しませるとか好かれるとかって、今のお立場でそんなに大事なことですか?」

単にBさんは自分がボランティアに出てこないで上から人任せにすることの庇い立てとして、自分の言い訳の伏線を引こうとしたに過ぎないのです。

たまには凄く真面目な私の会への想いも、名誉のみが大事で役職だけ欲しいこの人に思いっきりぶつけてみましたが、相変わらず「私は凄く役職が多くて忙しいから時間がない人なのえー」と仰っていました。

「だったらまともに動ける分だけの役職にしとけよ!」
流石に、価値観の違う人へのこの言葉は飲み込みましたムキー